20種類のピュアな手作りショコラ 材料は厳選カカオ豆とオーガニックシュガーだけ

ベリー・ブラウニー、ショコラフィナンシェ、ティグレ

 ことし1月、東天満にオープンした「DAIGO chocolat(ダイゴショコラ)」は厳選したカカオ豆を店の工房で自家焙煎し、チョコレートになるまでの工程を一貫して手掛けるBean to Bar(ビーントゥーバー)チョコレート専門店だ。20ヵ国の産地からそれぞれに取り寄せた単一カカオ豆から作られた板チョコと、それらのチョコレートを使用した焼き菓子を提供している。

    昭和の古民家をリノベーションした店舗は、柱や高い天井をそのまま生かし、大きな窓から差し込む日差しが明るく落ち着いた空間。2階はカフェスペースで購入した商品を持って上がり、ドリンクと共に楽しむことができる。

 また、カフェスペースをギャラリーや個展、ワークショップなどの地域のサロンとしても提供する。「お客さまをお構いしすぎないことが当店のホスピタリティなのです。ショコラをゆっくりとご自身の五感で楽しんで欲しい」とスタッフはいう。

 同店では、ショコラのおいしさや健康への効能を伝えるだけでなく、「ショコラ瞑想」という新しい楽しみ方を提唱している。ショコラの香り、味わい、色あい、形、指や舌先に触れた感触を存分に五感で味わい、今の自分がどんな状態なのか客観的に認知する。「生きづらさを感じている人にショコラはレスキューになります。癒やしの場であるとともに、ここ東天満を拠点にした新たなショコラ文化を発信していく場でありたい」とスタッフは静かに語る。

カカオ豆を焙煎した香りが満ちている店内
ショコラのデザインは曼荼羅をモチーフにしている
二十四節気とバレンタインにちなんでデザインした熨斗(のし)を添えたショコラは、贈り物に人気だという

■DAIGO chocolat/北区東天満1−12−6
インスタグラム https://www.instagram.com/daigochocolat