【外から見たニッポン】やりたい事をしてみよう!

Spyce Media LLC 代表 岡野 健将

Spyce Media LLC 代表 岡野健将氏
【プロフィル】 State University of New York @Binghamton卒業。経営学専攻。ニューヨーク市でメディア業界に就職。その後現地にて起業。「世界まるみえ」や「情熱大陸」、「ブロードキャスター」、「全米オープンテニス中継」などの番組製作に携わる。帰国後、Discovery ChannelやCNA等のアジアの放送局と番組製作。経産省や大阪市等でセミナー講師を担当。文化庁や観光庁のクールジャパン系プロジェクトでもプロデューサーとして活動。

 もうすぐ今年も終わろうとしています。年間を通してインフレが継続し、今も物価は上昇中。円安傾向でエネルギー価格も高止まり気味。おまけに給料は上がらない。

 さて、どうしたものか? 世間では、やれ副業だ、リスキリングだ、と騒いでいますが、果たしてそれでこの難局を乗り越えられるのか? バイトを掛け持ちしたり、週末に副業を始めたり、時給や日給の高い仕事を探したり、できる事は限られている様に思います。中には株や金などに投資するという人もいるでしょう。

 そこで1つ提案。誰かが決めた条件下で働いたり、仕事を与えられるのではなく、自分で仕事を創り出してみては? 簡単にいうと事業を始めるという事です。自分の強みや経験を生かしてやりたい事を仕事にしてお金を稼げたら、これほど嬉しい事はありません。

 ニューヨークにいた頃、多くのベンチャー企業を訪問しましたが、どこへ行っても決して恵まれていない環境下でも、皆目を輝かせて、自分たちが信じたビジネスモデルに人生を賭けて必死に働いていました。1日24時間、週7日、脇目も振らずに働く姿は清々しかったです。彼らはやりたい事をやっていて、誰かにやらされているわけではないので、働く事が全く苦ではありませんでした。

 「残業が多い」とか、「業務内容が大変」、「やりがいを感じない」、「給料が安い」というようなことは、実は自分の気持ちの持ち様でいくらでも変えられるモノなのではないかと思います。「それは時代が違う」という声もあるでしょうが、だからと言って全面的に否定するのもどうかと思います。好きな事をしている人は時間を気にせず、大変な事でも諦めず、他人からみれば価値を感じない事でもやりがいを感じていたり、金銭的には理に叶(かな)っていなくても、納得してそれをやる人はいます。

 どこまで突き抜けて頑張ったかによって、その結果は変わってきます。有名になって社会的に成功を収める事はそう簡単ではないでしょうが、生活していくのに必要な額を稼ぐ程度なら、かなりの人が達成出来るのではないかと思います。

 イヤな事を我慢して、毎週40時間かそれ以上の時間をやりたくない上にやりがいを感じない事に費やすくらいなら、自分がやりたい事、好きな事に真剣に向き合って、全精力をそこにぶつけてみるのもあながち悪い選択肢ではないと思います。多様な生き方や稼ぎ方が可能な時代になり、今後ももっと多様な選択肢が増えていく時代だからこそ、自由に生きたい様に生きるべきです。

 地震や津波、事故や犯罪に巻き込まれる。そんな不安定な時代だからこそ、イヤな事を我慢せず、やりたい事を追求する生き方を選んでほしいです!!