アサヒビールはアルコール0.00%の新商品「アサヒ ゼロ」の発売を記念して、梅田のビッグマン前で飲み比べ体験イベントを開催。どうやら関西人は味の違いやグルメ性など、味覚センスに「自信がある」と答えた人が、全国平均より5ポイント程度高い(同社調べ)ということで、近畿エリア限定で先行販売している。
体験の内容は3種類のビールから〝本物のビール〟を選ぶというもの。そこで「ビールを飲むならアサヒスーパードライ」推しの本紙記者が、腕試しならぬ〝喉試し〟してきた(笑)。
飲み比べに挑戦するには列に並び、1人200円(税込)を支払う。その際におつまみを枝豆・ミックスナッツ・スナックの3種類からチョイス。少し待ってからテーブルへ案内されると、スタッフの人から「頑張って当ててくださいね!」と満面の笑みで応援された。ビールはアサヒスーパードライしか飲まないから、絶対に当てられる自信がある。
まず「本物のビールは色から違うはず」と思い見比べてみたが、あまり変わった様子はないようだ。やはり見ただけでは当てられない。ならば、もう飲むしかない!
「!?思ったより分からん…」。気を取り直して、ミックスナッツの塩味で口の中を整えた。さて、もう一回。
「うーん。飲めば飲むほどわからない…!」と、混乱ぎみ。迷いに迷い直感で選んでみた結果、まさかの不正解。自分が〝本物のビール〟と思ったものは、今回新発売の「アサヒ ゼロ」だったという、嘘みたいにきれいなオチを決めてしまった。
テーブルが同じだったビール好きを公言する60代女性は「一口飲めばすぐに分かると思っていたが、とても難しかった。正解したものの、もう少しで『アサヒ ゼロ』を選ぶところだった」と話す。「休肝日はこれから『アサヒ ゼロ』を取り入れたい」と笑顔だった。
東京から来たイベント担当者は「関西の人が味覚に対して自信を持っているというのは、肌感覚でわかる。『絶対に間違えないぞ!』と思っている人にこそ、ぜひ試してみて欲しい」と。続けて、自信があった記者が不正解だったことを伝えると「まさに狙い通りです!」と、にんまりとしていた。
同イベントは、10月29日まで開催。時間は正午~午後8時(L.O.同7時半)。
■ビール好きのビアスタンド/梅田駅ビッグマン前