バレーボールのJTマーヴェラスが決意表明

選手、スタッフを代表して「『何が何でも優勝』という強い気持ちで」と決意表明する吉原知子監督

スローガンに「継勝」を掲げて、チーム一丸で「てっぺんを取りに行きます」と吉原知子監督

 バレーボールVリーグ女子1部で、3季ぶりの女王奪還を目指すJTマーヴェラスが12日、21日に開幕する「2023/24シーズン」に向け、大阪市北区内のホテルで「決意表明の会」を開催した。会場では「勝ちにこだわる」という意味を込めた今季のスローガン、「継勝」を披露し、選手、スタッフを代表して吉原知子監督(53)が「てっぺんを取りに行きます」と優勝をを誓った。

 大阪市の内山泰博スポーツ部長らの来賓あいさつの後、W杯の日本代表メンバーで今年から主将を務めるアウトサイドヒッター田中瑞稀主将(27)が「『個の力』を結集させて、皆さんの胸を熱くさせるバレーをしたい」とV奪回への決意を披露した。

 同チームは昨季は序盤は好調だったが、中盤以降で失速し5位に終わった。今シーズンは身長190センチを超えるミドルブロッカー、サンティアゴ・アライジャダフニ選手(27)とオポジット、アンドレア・ドルーズ選手(29)が加入し、戦力をアップしている。最後に檀上に立った吉原監督は、「選手たちはこれだけ多くの方々から応援されていることがわかって、プレッシャーを感じています。でもこれを乗り越えないと優勝はできない。『何が何でも優勝』という強い気持ちで。(18年ぶりにセ・リーグで優勝した)阪神に負けていられないという思いがある。チーム一丸となって今シーズンは『てっぺん』を取りに行きます」の力強い言葉で決意表明し、会場からは大きな拍手が沸き起こった。

 日本代表から戻ったアウトサイドヒッター林琴奈選手(23)、和田由紀子選手(21)らもチームに合流。会見で林選手は「気持ちを切り替えて絶対に勝ちたい」、和田選手も「声をかけあってチームを引っ張っていきたい」と2人は力強く語った。

 JTの初戦は21日の開幕戦で昨季8位のトヨタ車体と対戦(佐賀・SAGAアリーナ)。11月11日におおきにアリーナ舞洲(大阪市此花区)でKUROBE戦に挑む。