全国の「勝利の瞬間」を一枚に ラグザスが侍ジャパン応援プロジェクト

〝写真で繋ごう!勝利へのバトンプロジェクト〟でガッツポーズをする同社の吉住和華さん

 侍ジャパンのオフィシャルトータルパートナーを務める総合IT企業「ラグザス」(カーネクストなど運営、大阪本社)は、単なる広告的支援にとどまらず、挑戦する人々の努力と勝利の瞬間を社会全体で共有する新たな試みに取り組んでいる。

 同社は現在、〝写真で繋ごう!勝利へのバトンプロジェクト〟として、全国から「挑戦と勝利の瞬間」をテーマにした写真やイラストを募集。集まった作品をもとに、デジタルモザイクアートを制作し、侍ジャパンを応援するビジュアルとして公開する企画を進めている。募集は10月27日まで。投稿はX(旧Twitter)でのハッシュタグ付投稿(#RAXUS 侍ジャパン デジタルモザイクアート)やダイレクトメッセージで受け付けている。

 ラグザスによると、勝利とは大会入賞だけでなく、日々の小さな努力や達成感も含まれる。たとえば、大会での優勝や受験成功をはじめ、パティシエとして初めて作った作品、行きたかった海外旅行の達成、1日も欠かしたことのないランニングの証としてなど、ジャンルや規模を問わず幅広く募集する。集まった多様な勝利の瞬間を一つの作品にまとめ、侍ジャパンを応援するシンボルにする狙いだ。写真は現在300枚弱集まっており、同社の吉住和華さんは「500枚を目標にしている。集まれば集まるほどモザイクアートの粒度が高まり、より良いものになる」と意気込んでいる。

 プロジェクトに込めた思いについて、同社の阿部薫取締役は「挑戦する人を応援することが、新しい未来を生み出す力になる。挑戦と勝利のサイクルは誰もが経験できるものであり、それを社会全体に広めたい」と説明。加えて、「侍ジャパンはこのサイクルの象徴であり、多くの人に挑戦する文化を根付かせる存在だ」と強調した。

 過去の取り組みとしては、2024年に能登半島地震被災地域の野球少年少女を招待した「RAXUSこどもたちの夢応援プロジェクト」や、9月に沖縄で開催中の「WBSC U-18野球ワールドカップ」では、監督や代表選手に沖縄空港や商業施設で集めた寄せ書きフラッグを贈呈した。「沖縄は夏の甲子園で話題になった沖縄尚学の影響もあり、皆さん熱心に応援メッセージを寄せてくれました」と吉住さんは振り返った。

 同社は「このモザイクアートを通じて、挑戦する人を応援することが新たな未来を生む力になるという思いを、日本中に広めたい」と意気込みを示した。

現在応募で集まっている多様な勝利の瞬間写真の一部
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