ネコが人にこびず常にマイペースな生き方をする事に魅力を感じ画材に選び描き続ける日本画家、溝口まりあ画伯(32)の「~猫祭り~」が大阪・梅田の阪神梅田本店8階ハローカルチャー2で開かれている。

東京出身で女子美大大学院修了の溝口画伯が同店で作品展を開くのはグループ展も含め8年連続8回目。日本画技法を用いた現代表現を得意とし、今年は大阪・関西万博の開幕時期に当たることから約1年を掛けて〝NEKO EXPO2025〟と銘打って世界のお国柄をネコをモチーフに表現。トルコ取材で感動したカッパドキアとネコ、ウズベキスタンで見た輝く月を背にしたネコ、エジプトのバステト神をモチーフにしたネコなどの大作に混じり、ドーナツをかじる米国のネコ、プリンを頭に乗せた英国のネコなどアニメ風ちゃめっ気もいっぱいの約50点。

「万博で世界の人々が集う大阪で、ネコも世界を旅するイメージで描いてみました。初めてネコのこけし造形にも挑戦。ネコと人が関わる歴史は長く、一説には9500年の付き合いがあるそう。日本では黒ネコは〝あんこ猫〟と呼ばれ縁起のよい存在。我が家にも2匹のネコがいて表情やしぐさでインスピレーションをもらっています」と話している。
入場無料、4月15日まで。
(畑山博史)

