大阪・関西万博へ子どもたちを学校単位で無料招待する大阪府の事業に対し、子どもや保護者などが不安や疑問を相談できる窓口を設けることなどを求めていた府内の教職員団体の請願書が、11月5日の府議会で可決された。
府の招待事業には現在1526校が参加を希望しているが、教職員らの団体からは「子どもたちを安全に引率するため」として、以下の5点の対応を求める請願書が9月に府議会に提出されていた。
①パビリオンや会場内の設備についての情報を教職員・子どもたちに周知する
②各校の事情に応じ、必要・十分な教職員数で希望する時期に下見ができるようにする
③下見の結果、引率できないと判断した場合、下見費用を学校や教職員に負担させない
④子どもたちが集合・休憩する場所や時間を各校が調整できるよう、同じ日時の他校の参加人数などの状況を各校に提供する
⑤招待事業に関する不安や疑問について、誰もが問い合せできる窓口を設置する。