▲定例記者会見で記者の質問に答える吉村知事
7月27日に行われた吉村洋文知事の定例会見。臨時府議会を29日に控え、カジノを含む統合型リゾート(IR)の賛否を問う住民投票について問いただされた。また、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政党との問題で、吉村知事が副代表を務める日本維新の会でも調査を開始した。しかし、馬場伸幸・共同代表や藤田文武幹事長らが過去に関連団体のイベントに参加した事実も判明。調査の妥当性などについても質問があった。(聞き手は椎葉直)
―大阪コミュニティ通信社 「住民投票をもとめる会」が公開した話では再三、吉村知事に面談を求めていたが、会わない形になった。会の代表と会わないのはどういう理由か。
要望について原則的に担当部が対応する。今回の署名についても法律で定めた手続きがあり、意見陳述の機会もある。法律に基づいた手続きで進めていくということ。
―日日 府議会において住民投票の採決がされるが、代表質問という形になる。住民投票を求めている方々の声というのは、その質疑応答で十分なのか。
人によって、十分であるとか十分じゃないかっていうのは主 観になる。なかなか難しいところだ。ただ、法律で定められた手続きの中でしっかりと十分にやる。
―日日 旧統一教会と政党とのつながりについて、日本維新の会でも調査をしていると聞いている。しかし、旧統一教会の影響が広く浸透している中、調査する側、される側双方に、何らかの関連がある可能性がある。例えば、調査する際に第三者的な人を入れる考えとかはあるのか。
自分たちで調査をして発表する。今後どうするのかが重要だと思っているので、方針を示していく。藤田(文武)幹事長と、大阪維新の会の横山(英幸)幹 事長が進めているので、具体的にはそちらに任せたい。
―日日 調査する側が非常に旧統一教会とつながりが強い人だった場合でも公平性と妥当性は担保されると考えているのか。
そこは松井代表がやると言った以上、幹事長がするのは、僕は適切だと思っている。不十分なところがあれば、メディアにも指摘されるかもしれないが、われわれとしては松井代表が指示した事項だから、幹事長の下でしっかりと進めていく。
―日日 調査結果等々の詳細な報告については必ず公開するというふうな認識でいいのか。
そうなると思う。