最大予約1年半待ちの焼き鳥店「心伯(しんはく)」がリニューアルオープン

 焼鳥店のイメージからかけ離れた落ち着いた店内で、焼き鳥の枠を超えた料理を提供する「心伯」が、6月15日から約一年の休業を経てリニューアルオープンする。

 再開にあたっては、日本料理店や鴨料理店、焼鳥の名店などで延べ18年に渡り料理修業を重ねた佐藤敦浩さんが焼き師および料理長として就任。客席責任者には、心伯の創業時より接客や焼きの二番手として研鑽を積んだ土居拓朗さんを据える。

 料理は、地鶏と鴨の希少部位の串ものをはじめ、和食を得意とする佐藤氏が練り上げた新たな創作串など、数々の逸品が楽しみいただけるフルコースを用意する。 

 鶏肉は、伊豆で唯一のブランド地鶏として知られる静岡県堀江養鶏の「天城軍鶏」を採用。関東の有名焼鳥店数軒でのみ取り扱いがある地鶏で、焼鳥店でメインに使用するのは同店が関西初。軍鶏でありながら、程よい弾力と噛むほどに旨みが滲み出る肉質が魅力だ。串料理はもちろん〆の名物である親子丼にもふんだんに取り入れ、その凝縮された滋味を最後まで思う存分楽しめる。

 鴨にもこだわり、甘い脂と透明感のある風味を持つ滋賀県高島市の「近江鴨」を使う。鴨の旨みを残しながら、雑味をとことん無くした上品なおいしさが魅力だ。

 完全予約制のため、来店の際は事前にウェブサイトから手続きが必要になる。ただし、予約は「最大1年半待ち」といわれるほどの人気店だ。記念日などに訪れるなら、スケジュールには注意して欲しい。

■大阪西天満 心伯/大阪市西天満6-6-12/電話06(6926)4851
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