南海電気鉄道(大阪市浪速区)などが難波中二丁目計画として開発を進めているエリアの正式名称が「なんばパークス サウス」に決まった。3月25日に一部を開業、7月1日にグランドオープンする。
高級ホテルやオフィス、レストラン ミナミのにぎわい加速へ
エリアはなんばパークスの南にあり、ヤマダ電機LABI1と南海電車の高架の間で、総面積は約9000平方㍍の新街区。
エリアを構成するのは、日本初進出となるタイの高級ホテル「センタラグランドホテル大阪」、なんばエリアの新たなオフィス空間となる「パーク サウス スクエア」、自宅のようにくつろげるライフスタイル型ホテル「ホテル京阪 なんば グランデ」(3月25日開業)の3施設。なんばパークスとも2階の連絡デッキでつなぎ、回遊性を向上。街区全体で外壁も統一し、なんばパークスとの調和や一体感のあるデザインになる。
3施設にまたがるショップ&レストランには、地上約140㍍の屋外テラスから大阪の街並みを見渡せるルーフトップレストラン「クルードデッキ」や、日本の祭をイメージし〝映える〟装飾や仕掛けで国内外の人々が楽しめる「くら寿司」のグローバル旗艦店、自然食品や地域の名産品など「エシカル」を意識した食を体験できる「アリーズパスタショップ」など魅力的な13店舗が開業する。
なんばエリアはにぎわいの中心地という最高のロケーションで将来性にあふれていながら、訪日客などの需要に応える宿泊機能が不足していたり、キタに比べてオフィスが足りていなかったり、さまざまな利用シーンに対応する飲食店なども不足していた。
こうした機能を「なんばパークス サウス」が備えることで、エリア全体の価値向上や地域経済の活性化を図る。