新大阪ー東京駅間を管轄するJR東海は東海道新幹線「のぞみ号」「ひかり号」の全号車で実施している車内ワゴン販売を10月末で終了する。駅周辺店舗の品ぞろえの充実、列車内への飲食の持ち込みの増加、静かな車内環境を求める声、将来の労働力不足への対応が理由。
ただ、グリーン車のみ注文方法をモバイルオーダーに変えて車内販売は継続。各座席にあるQRコードをスマホで読み取り、食事や飲み物を注文すると、新幹線パーサーが席まで届ける（こだま号は除く）。
また、グリーン車ではサポートコールサービスも提供。尋ねごとや困りごとがあった際、モバイル端末で乗務員を呼び出せる。
普通車の乗客は多目的室案内サービスが利用でき、授乳などの際には多目的室の扉に貼り付けられたQRコードから乗務員を呼び出すことでタイムリーに利用できるようになる。
一方、ワゴン販売で人気のあったドリップコーヒーやアイスクリームなどは、のぞみ停車駅ホームなどに自動販売機を順次拡充し、乗車前に購入できるようにする。