進化する肺がん治療 松下記念病院で市民公開講座

 松下記念病院(守口市)は9月9日午後2時から「肺がん」について同院2階講義室で市民公開講座を開催する。

 年齢でみると「肺がん」の患者数や死亡者数は40代後半から増えはじめ、高齢になるほど多くなる。近年では減少傾向にあるものの、死亡率はがんの中でも最も高いというのが現状だ。ほかの部位同様に「薬物治療」「手術治療」「放射線治療」があるが、年々、治療方法も進化しており、同講座では薬物や手術をはじめとする最新の治療方法を、各科の専門医師がわかりやすく講演する。

 特に放射線治療では「定位放射線治療」を中心に解説。病巣に対し多方向から放射線を集中させる方法で、周囲の正常組織への負担も減少するとあって、手術以外の選択も可能になった。

 当日は3講演になっており、呼吸器内科部長・山田崇央さん、呼吸器外科部長・和泉宏幸さん、放射線科部長・牛嶋陽さんの3人がそれぞれ登壇する。

 参加無料(先着100人)。参加希望者はLINE(登録必要)、または電話06(6992)1231で事前予約。同院2階講義室で午後1時半より受付(※注意:土曜のためシャトルバスの運行はありません)。

■松下記念病院 患者支援連携センター/守口市外島町5-55