水素燃料電池船を旅客運航へ 岩谷産業が国内初

水素燃料電池船を旅客運航へ 岩谷産業が国内初

 2025年の大阪・関西万博を運営する万博協会は7月20日、国内で初めて次世代エネルギーとして注目される水素を燃料として動く「水素燃料電池船」(岩谷産業、大阪市中央区)を、会場への移動手段として就航させる計画を発表した。

 「水素燃料電池船」は、水素と空気中の酸素を反応させて作る電気で走るため、二酸化炭素を排出しないのが特徴。

 船は全長約30メートル・重さ120トンで最大150人の乗船が可能。航路は中之島ゲートとユニバーサル・スタジオ・ジャパン、万博会場の夢洲をつなぐルートを想定。運航は、京阪グループの「大阪水上バス」が担当する予定。