ヘレン・ケラーの人生の師、塙保己一に学ぶ「成功脳」 吉野浩さんが新著

 ヘレン・ケラーが「人生の師」とあおいだ江戸時代の全盲の国学者、塙保己一(はなわ・ほきいち)。彼の生涯を通じて、人生を切り開くための「脳の使い方」を読み解く吉野浩さんの新著「塙保己一とひらく成功脳 7つの扉』が5月5日、Amazonで発売される。価格は1500円。

保己一とひらく成功脳 7つの扉

 7歳で失明し、12歳で母を亡くした保己一は、15歳で江戸に出たものの、鍼やマッサージも思うように上達せず、16歳で死を覚悟するほどの絶望を味わったという。しかしその後、41年をかけて『群書類従』全666冊を編さんし、日本の知の宝を後世に残した。

 1937年に来日したヘレン・ケラーが、東京・渋谷の温故学会を訪れ、保己一の銅像に触れながら涙を流した逸話も紹介。保己一を「人生の師」と仰いだと伝えられている。

 本書は単なる偉人伝ではなく、保己一の人生を7つのステージに分け、母の愛、絶望からの転機、想像力、セルフイメージなどを手掛かりに、「世のため後のため、今の私に何ができるのか」という問いを読者に投げかける。

 著者の吉野さんは「偉大な人というのは存在しない。偉大な質問を繰り返した普通の人がいるだけ。現代を生きる人が自分の可能性に気づくきっかけにしてほしい」と話している。

 吉野さんは、保己一の生涯を描いたドキュメンタリー映画『共鳴する魂 塙保己一伝』を制作し、在英日本大使館での世界初披露上映を皮切りに、クロアチア、カナダ、台湾など世界各国で上映を続けている。保己一が生まれた埼玉県の本庄市広報観光大使、塙保己一アンバサダーも務める。

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