JR西日本と大阪ターミナルビルは5月16日、大阪駅西側に建設中の新駅ビルの名称を「イノゲート大阪」に決めた。2024年秋の開業を目指す。
緑豊かな都市公園の眺望
3月に開業したJR大阪駅の新改札口(西口)に直結しており、関西空港へアクセスするJR特急「はるか」が乗り入れる地下ホームとも接続。ルクア大阪が入居するノースゲートビルディングや、うめきた2期エリアとも2階の連絡通路で接続する。
建物は地上23階、地下1階。3~5階にはルクア大阪にある「バルチカ」の派生ブランドとして「バルチカ03」と呼ばれる飲食街を整備。海外の有名レストランや大阪の老舗、路地裏の名店などを展開し、ランチや昼飲みなどのさまざまなニーズに応える。
6階には「TSUTAYA BOOKSTORE」がオフィスロビーに初出店。シェアラウンジやカフェ、書籍、文具、食雑貨などを展開し、新たなビジネスを誕生させるようなワークショップやトークイベントも開く計画だ。
9、10階はフリーランスや企業のチームなどが利用できるシェアオフィス。空港からの利便性が高く、外資系企業の利用も想定した。
11階は貸し会議室、12~22階はオフィスフロア。横長のビルの形状を生かして北側に天井高3㍍の窓を設け、緑豊かな都市公園を眺められる開放的なオフィスとなる。