大阪・道修町はカレー発祥の地 西区の中央図書館で資料展示

 大阪市立中央図書館(同市西区)で「大阪のカレーと薬」展が開かれている。12月17日まで。

 「薬の街」として知られる道修町(同市中央区)は、国内で初めてカレー文化が誕生した地。薬種商に関する歴史と近現代のカレー文化の二部構成で、資料は延べ30点ほど。江戸時代から薬のひとつとしてスパイスを取り扱ってきた薬問屋に関する文献の展示や、雑誌や歴史資料を通じて、大阪市内の有名カレー店や大阪におけるカレー文化の歴史を学ぶことができる。レトルトカレーを手掛ける食品会社の歩みをたどることができる。

 同館の出井さんは「大阪のカレー文化は近年注目を集めているが、その起源はかなり古い。〝こなもん〟やうどんだけではない大阪の食文化の新たな一面を知ってもらえたら」と話した。

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