アウトドア記者 古賀やすおの「これは使える!キャンプギア」 アウトドアでは邪道だけど、火起こしが面倒な人にはコレ!!

 今回はちょっと珍しいアウトドアに打ってつけの逸品をご紹介。そういえば、このコラムを始めたきっかけは、世に出回るキャンプギアの良し悪しを検証するためだったが、いつの間にか会社の新人キャンパー(上司です)をこき下ろしたりと、方向性がずれてしまっていた。

 そこで、初心に戻ってアウトドア雑誌では紹介されていないギアを、実際に使ってみた感触を、ヤラセ、サクラなしで検証してみたので、ぜひ参考にしてほしい。


サイトに到着してわずか30分でBBQを楽しめます
これ一つあれば、アウトドアに限らず、自宅のバルコニーやウッドデッキでも楽しめます

ピーコック コンパクトグリル鍋(スモーキーブルー)

 その名の通りコンパクトで見た目もオシャレなグリル鍋。2層式なので鍋も焼き肉も楽しめます。真ん中の穴に向かって傾斜しているから、余分な油は下に落ちるスグレモノ。まぁ、なんてヘルシーなんでしょう!

 実はこれ、本来は家庭の食卓用。薪や炭で火起こしを楽しみたい人にオススメしませんが、火起こしが面倒な人はこれに頼りましょう。お肉を焼く行程を考えると、時間にして約半分の早さ。プレートはフッ素コーティングされているので、全く焦げ付くこともありませんでした。


  • ▲どうです?見た目もオシャレでしょう

  • ▲真ん中の油受けに水をセットします

ソロキャンのお供にぴったりのお手軽コンロ見~つけた!

鋼板商事 BAKECO

 なにやら面白いコンロが発売されたと聞いて、早速使ってみたのがコレ。金属製品の製造を手掛ける「鋼板商事」の職人さんお手製の〝わたし専用〟お手軽コンロ。

 組み立て不要な上、取り外せる中皿がついているので炭でも固形燃料でも調理が可能。網を置いて肉を焼くもよし、クッカーを使って調理するもよし!

 丈夫さと安定感もばっちり。よし、ソロキャンプのお供に加えます。


  • ▲普段使っている焚き火台での調理はこんな感じ

  • ▲クッカーでの調理も安定感抜群です

  • ▲取り外し可能な中皿付き

  • ▲大きさにもよりますが、だいたい炭2つもあれば十分な熱量になります
体験後記

 キャンプ料理といえば薪や炭が定番ですが、慣れてくると火起こしも面倒だし、暑いし、煙いし、後片付けもめんどくさい。なので最近は家電に頼っています。ただ、事前に電源付きのキャンプサイトかどうか調べておきましょう。