今すぐ見学、入居できる障がい者向けグループホーム特集

　実家暮らしか1人暮らしか？18歳を超え、成人になると一気に選択肢が増える。障がいがある人の家族にとって、もしものことがあったときを考えると、なるべく早く段階で頼りたいのがグループホーム。ここ数年で多数のグループホームが出来て種別も増えたこともあり、生活の基盤をグループホームに移すニーズはますます高まっている。グループホームの種類や選ぶためのおさえておきたいポイントを聞いた。

グループホームってどんなとこ？

お話を聞いたのは社会福祉法人リベルタが運営するグループホームよつば、施設長の木下葵さん

障がいのある人とその家族の、新しい暮らし方

　障がいのある方たちが日常生活の援助を受けながら、自立を目標に共同で生活していく住宅です。「一人暮らししたいが不安」「家族が高齢で支援が難しい」など、入居理由はさまざまですが、専門スタッフの支援を受けながら共同生活をすることで、自分のペースで安心して日常生活ができます。食事や家事のサポートだけでなく、他の入居者との交流もあり、地域社会とのつながりを感じながら生活できることも魅力の一つです。

住居環境は施設によって多種多様、事前見学・面談がおすすめ

　利用料や受入可能な障害支援区分、男女比。そして、住居形態や提供できるサービスなど、施設の運営方針や体制によって環境は千差万別。入居者本人と家族の希望に合っているかをしっかり確認した上で、最も適した施設を選ぶことが大切です。また、実際に見学や面談を行うことで、より具体的なイメージがつかめます。インスタやブログで情報発信している施設も多いのでのぞいてみてください。

入居までの流れ
■まずは　市区町村の障害福祉窓口に相談を
　グループホームを利用できるのは、身体障がい者（65歳未満か、65歳の誕生日を迎えるまでに障害福祉サービスを受けたことのある方）、知的障がい者、精神障がい者、難病患者と認定されている人。利用には住んでいる市区町村の障害福祉窓口に相談し、障害福祉サービスの支給申請が必要。

■サービスや住居形態はどうなってるの？
　グループホームと一口に言っても種類や住居形態、サービス内容はさまざま。ここでは主な種類をサービスの種類、住居形態、サービス内容の順に紹介する。

サービスの種類　グループホーム紹介枠の【種類】部分の番号に対応。今回紹介しているグループホームは全て①の介護サービス包括型です。

①介護サービス包括型
　最も運営するホームが多い種類。日常生活の補助から夜間、休日もスタッフがサービスを提供。どの障害区分でも受け入れしやすい

②外部サービス利用型
　グループホーム外部のヘルパーが入浴や排せつ、食事介助などのサービスを提供する。現在はヘルパーさんの不足していることからこのタイプは減少傾向にある

③日中活動サービス支援型
　平日の昼間も含めて介護職員が支援してくれるタイプ。重度の障がい者向けのサービスを提供することから、軽度の人には費用が割高になることもある。

④サテライト型
　食事や余興活動（レクリエーション）を行うグループホーム本体の事業所と連携をとりながら、近くのアパートやマンションなどの一室で一人暮らしに近い形で生活する。軽度の人や、1人暮らしの準備に向いているタイプ。

住居形態
【シェアハウス型】
　１F平屋型の施設や一軒家で、それぞれに個室を完備。少人数で共同生活する。

【アパート型】
　マンション、アパートの居室を利用。共有スペースと居室が同じ階になっているなど、1人暮らしに近い。

【サービス内容】
　食事の提供（手作りか、宅食型か）、居室の掃除のサポート、夜間巡回、金銭、服薬管理、居住・就労支援などホームの運営方針や体制によって大きく変わるサービス。詳細は管理者に問い合わせしてみよう！

今すぐ見学・入居できる障害者向けグループホームはここ！

併せてチェック！
●家賃補助
グループホームを利用する場合、毎月1万円まで家賃補助があります（特定障害者特別給付費）。
この制度を使うことで、最大１万円家賃が減額されます。

※下記グループホーム紹介枠内の【費用】は（）内の説明がない場合、家賃、食費、水道光熱費、日用品費、管理費等込みの金額です。週末は実家で過ごすなど、それぞれの利用の仕方によって主に食費が変わってきます。毎月の精算方法は、返金や翌月繰り越しの対応など、詳しくは各グループホームへ問い合わせを。（9月23日時点で空きがある施設になります。現況は各ホームへ問い合わせしてください）

スタッフを募集しているホームもあるので、採用情報ページで確認を！