ど・ローカル商店街 守口vs門真 ガチンコ対決
今、おもろい商店街はどっち!?

守口vs門真 ガチンコ対決

 今回は、守口市・門真市の「今、おもしろい商店街」を記者がピックアップ。地元民しか知らないお店や、取り組みを紹介。魅力的なのはどっち!?

愛も笑いも人情も。三拍子そろった旭通商店街

 墨文字風の大きな看板が目印。昨年初開催した豪華絢爛(けんらん)な衣装で通りを練り歩く和装ウェディング撮影会や、「端午の節句」の前になると、アーケードいっぱいに鯉のぼりが飾りつけられるなど、守口で最もにぎわいを見せる商店街。

渡壁友子理事長
渡壁友子理事長
「夜は閉店後のシャッターに描かれたアート作品やイルミネーションで違う景色が楽しめますよ。」

夜しか見られないシャッターアート

きらびやかな女性が描かれている「おしゃれ工房 ワタカベ」
きらびやかな女性が描かれている「おしゃれ工房 ワタカベ」
守口市シンボルキャラクターのもり吉
守口市シンボルキャラクターのもり吉
もり吉が本を読んでいる「森川書店」
もり吉が本を読んでいる「森川書店」
店の看板猫が布団で寝ている「コヨシふとん店」
店の看板猫が布団で寝ている「コヨシふとん店」

「端午の節句」商店街恒例のこいのぼり装飾

 5月の「端午の節句」にちなんで行われる商店街恒例のこいのぼり装飾。真鯉(黒)や緋鯉(赤)など、大小無数のこいのぼりが随所にお目見え。時折アーケードを吹き抜ける風に乗って泳ぐ姿が、買い物客の目を楽しませる。今年は4月上旬から開催予定。

鯉のぼり

くだものを買いにいけば、必ず〝元気〟もついてくる!

 いつもパワフルでご機嫌なママが切り盛りする青果店「ニューあわや」は、昭和63年に創業した商店街のなかでも老舗のひとつ。旬のくだものはもちろん、秋冬のおすすめはシルクスイートを使った自家製石焼き芋!朝4時半から仕込みをはじめ、専用の石だけを使ってじっくり2時間かけて焼き上げる。絹のようにしっとりとした食感がたまらな~い。開店と同時に購入できる。

旬のくだもの情報から人生相談まで
旬のくだもの情報から人生相談まで
守口市商業連盟から地域商業の功績をたたえられ表彰された
守口市商業連盟から地域商業の功績をたたえられ表彰された
店主の兄が電動ノコギリで文字を彫って作った木製看板
店主の兄が電動ノコギリで文字を彫って作った木製看板

青果店 ニューあわや
tel.06-6992-0336
守口市豊秀町1-2-3

名物かす汁は、冷え込む今が食べ時

 夫婦ふたりで朝4時から仕込みをおこなう、手作り総菜の店「デリカ・オグラ」。煮物や揚げ物、炒め物などなど、家庭料理の温かみが感じられるメニューが豊富に揃っている。当初は10時開店だったのがお客さんの要望で段々と早くなり、今は9時に開店している。出勤前はもちろん、通院の帰りに昼用のお弁当や総菜を買っていく人も多いらしい。さまざまな要望に応えた結果、おでんは一年中常備しているという。

この時期は大鍋で毎日仕込むというかす汁
この時期は大鍋で毎日仕込むというかす汁
デリカ・オグラ

デリカ オグラ
tel.06-6993-7581
守口市豊秀町1-3-13

子どもの頃によく食べた駄菓子はど~れ?

 店内に入ると、レトロな雰囲気にワクワクする。そこには子どもの頃によく食べた昔懐かしい駄菓子や京菓子、そして張り子の置物が販売されている。見覚えのある駄菓子に思わず「子どもの頃、好きやったわ~」と声が出る。
 ここは、ハンディキャップがある人と共に運営している、就労継続支援「ようき・すなお第2」。18歳以上から高齢者まで、さまざまな人が就労している。「ようき・すなお第1」で作成された張り子をこちらで販売。守口市のふるさと納税返礼品にも選定されている。

運営スタッフの文森さん(左)と小田さん。足元の大きなウサギの張り子は1月の「広報もりぐち」の表紙を飾った。
運営スタッフの文森さん(左)と小田さん。足元の大きなウサギの張り子は1月の「広報もりぐち」の表紙を飾った。
店の奥の作業場では封入作業の真っ最中
店の奥の作業場では封入作業の真っ最中

就労継続支援 ようき・すなお第2
tel.06-6115-5632
守口市豊秀町1-1-15

ホッとできる場所とは、まさに〝ここや〟♪

 「cafeここや」は、ベビーカーや車椅子でそのまま入ることができるバリアフリーのカフェ。子ども連れのママ会や仕事の合間の休憩、カフェ学習などなど、多くの人が集う憩いの場所だ。スープ・サラダ・ドリンク付きのランチを600円で提供している他、動物由来の素材を使用していないヴィーガン焼き菓子も販売。アレルギーに配慮したメニューがあるのもうれしい。
 第3土曜日はワークショップを開催。“気まぐれ夜カフェ”や新メニューの情報なども合わせてインスタグラムで配信している。

ここや
ヴィーガン焼き菓子は、国産、オーガニックの素材をメインに使用。おからプレーンマフィンの他にクッキーなどもある。
ヴィーガン焼き菓子は、国産、オーガニックの素材をメインに使用。
おからプレーンマフィンの他にクッキーなどもある。
おからプレーンマフィンの他にクッキーなどもある。

cafe ここや
tel.0120-06-7170
守口市金下町1-5-1

掘り出しモノ 見つけてや~!

 この時期、アパレル業界は春を迎えようと大忙し。ここ「街の古着屋さん」も例外ではなく、衣類の入れ替えに奮闘中。なので、春夏物に変わる前にゲットしておきたいのは、お花見シーズンにぴったりな薄手のダウンジャケット。よく見るとブランドものも「え?」っと言う価格で販売しているので、じっくり探してみて!お得な情報などはインスタグラムで配信中。

洗濯済みで着ることができる洋服なら1キロ20円で買取中!
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ZARAのジャケット、見っけ!
ZARAのジャケット、見っけ!

街の古着屋さん
守口市日吉町1-3-13

門真市幸福町にある幸福いっぱいの古川橋本通商店街

 幸福町にあることから「ちょっと幸せ感じる街」をテーマに各商店が並ぶ。通りの東側はタワーマンションや図書館など再開発地域に隣接し、さらににぎわいを見せる門真一元気な商店街。 

佐田薫顧問
佐田薫顧問「街灯やイルミネーション、14台の防犯カメラで、年中明るい安心・安全な商店街です。」

新スポットの計画に地元の期待高まる

提供/門真市
提供/門真市

 古川橋駅北側の旧門真市立第一中跡地(同市幸福町)一帯で、2025年度の開館をめどに市立図書館と文化会館の「生涯学習複合施設」を建設する計画が進められている。

 市によると、活用するのは、廃校跡地を含む約2万8千平方㍍。このうち約3千平方㍍部分に、市立図書館と会議室やホールを備えた文化会館の機能を移転させる。

 指定管理者には「ツタヤ」を運営するレンタル大手「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」を選定した。提案書によると、子育て世代を対象に知育スクールや読み聞かせ、外遊びができる屋上公園を設置。カフェも常設する。

 基本設計を手掛けたのは、大阪中之島美術館も担当した遠藤克彦建築研究所で、概要書によると、地上5階建てで延べ床面積は7299平方㍍。1階から屋上まで建物の周囲をらせん状に取り囲むテラス空間「スパイラルガーデン」や、内部を縦に貫く吹き抜け空間「ギャラリーウォーク」を計画している。

 他に区域内では、地上41階建て・全567室の高層マンションや商業施設、住民による交流広場の整備も計画されており、今年4月以降の着工、26年春頃の完成を予定している。

「面白いスタッフ、絶賛募集中!」 三都杯デザイナーズコンテスト受賞

 フットサルやヨガ、農業。多彩な趣味を持つコージー店長がこだわるのは「面白い、楽しい」こと。餅つきで客と交流するなど、店内外で〝オモロイ〟を展開。現在一緒に楽しめるスタッフを絶賛募集中、「面白い人、のびのびした人、肩の力が抜けた人(笑)、求ム」。

cozy
cozy

cozy
tel.06(6904)5006
門真市幸福町19-21

圧倒的なメニュー展開! 〝地域の食堂〟を守る

 1961年創業の老舗食堂。しょうゆや昆布の産地にこだわって作るだし汁が自慢のうどんやそば、丼もの、一品料理など多彩なメニュー展開で、昼夜限らず提供している定食の種類も豊富だ。中でもお薦めの「カップリングセット」(1320円)は、へれかつ2枚&えび天2本&ミニうどん&めし小の豪華版。
 テーブル席など約40席ほどあり、宴会にも対応する。北海道の大納言小豆で毎朝手作りする自家製あんを使ったおはぎや赤飯も人気だ。2代目・佐田薫さんは「常に誠実に、前向きに」をモットーに、3代目の娘と共に〝地域の食堂〟を守る。
 午前11時~午後9時、火曜定休。

力餅食堂ようこそようこそ
力餅食堂ようこそようこそ

力餅食堂ようこそようこそ
tel.06(6902)2798
門真市幸福町10-17

〝ふわふわ食感〟のお好み焼き! 幻想プロジェクションマッピングも

 こだわりのお好み焼きは、メレンゲ入りの〝ふわふわ食感〟がポイント。自家製ローストビーフなどの一品料理も人気を集める。店内では英国の伝統曲とともに映すプロジェクションマッピングが幻想的な雰囲気を演出、「ゆったり楽しんでほしい」と五島じゅん子店長。

鉄板焼スカボローフェア
鉄板焼スカボローフェア
鉄板焼スカボローフェア

鉄板焼スカボローフェア
tel.06(6967)8855
門真市幸福町7-13

居酒屋以上、割烹未満 ~水モチーフの安らぎの空間~

 モミジが彩る純和風のアプローチを抜けると、店内では水をテーマにした安らぎの空間が来店者を驚かせてくれる。コンセプトは「居酒屋以上、割烹未満」。築地直送の南アフリカ産ミナミマグロの刺し身は、ねっとりとした食感で酸味がないのが特長。地場産の門真レンコンはホクホクとした食感が天ぷらで楽しめる。和食に限らず、ジャマイカ名物の「ジャークチキン」やピザも人気で、「〝和食〟〝イタリアン〟といったくくりではなく、『さごじょう行こか』という感覚で楽しんで」とPRしている。

馳走庵さごじょう

馳走庵さごじょう
tel.06(6905)3540
門真市幸福町10-13

和気あいあいとボードゲームを!

 大人も子どもも遊べるボードゲーム・プレイ・スペース。世界各国のボードゲームが120~130種あり、好きなものを選択可。例えば2人で対戦する「クアルト」は、盤上に交互にコマを置いて、共通項のあるコマを四つ一列に並べた方が勝つゲーム。子どもや初心者でも親しみやすい。
 店主の吉田一充さん(38)のお気に入りは「ウイングスパン」。各プレーヤーは鳥類愛好家として、いかに多くの鳥を野生動物保護区に呼び寄せられるかを競う。店名の「taiari」は「対戦ありがとう」を略したネット用語から名付け、「相席OKなら初めましての人とも「対(戦)よろ(しく)」、そして「対あり」!
 90分500円、追加料金で延長可。フリータイムは平日1200円、土日祝1700円。午後1~7時(土日祝は9時)。

Taiari―みんなの遊び場―
Taiari―みんなの遊び場―

Taiari―みんなの遊び場―
門真市幸福町22-5
https://taiari.net/

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