大阪府の吉村洋文知事は8月18日の定例会見で、大阪・関西万博後半に向け、混雑緩和策を強化すると表明した。交通需要マネジメント(TDM)を同日から10月13日の平日に重点実施し、企業に時差出勤や在宅勤務、道路の迂回利用を要請。TDMパートナー企業は現在およそ3500社から1万社への拡大を目指す。
背景には、8月13日夜の大阪メトロ中央線が停電で運休し、約3万人が会場付近に取り残される事態がある。この混乱で36人が体調不良となり、病院に搬送された。この経験を受け、知事はメトロ停止時の退場即時停止、徒歩退場および送迎の臨時解禁、給水・充電体制の整備、協力パビリオンの事前登録制導入などを博覧会協会に提言した。
来場者対策として、平日昼(午前11時~午後3時59分)のタッチ決済割引とポイント付与による時間帯誘導、ニュートラム増発、舞洲パーク&ライドの利便性向上、午後入場枠の半額化を実施。知事は「9月、10月終盤が最大の山場」とし、関係機関に速やかな検証と対策の公表を求めた。
万博混雑 9、10月が正念場 吉村知事、TDM拡大で協力要請
