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フジ系ドラマ「秘密」クライマックスへ 板垣李光人&中島裕翔が語る“どん底”と“救い”の最終章

 新たな発想による〝令和の警察ものサスペンス〟として注目されるカンテレ制作のフジテレビ系ドラマ「秘密~THE TOP SECRET~」(月曜夜10時)。いよいよクライマックスまで残り2話となり、でダブル主演の俳優・板垣李光人(23)、Hey!Say!JUMP・中島裕翔(31)が3月28日、大阪市内のカンテレで会見し手応えなどを語った。

「秘密~THE TOP SECRET~」の1場面 ⓒカンテレ

 今年正月明けにスタートしたドラマは3月31日に第10話、翌週の4月7日が最終話となる。ドラマは科学警察研究所(科警研)法医第九研究室(第九)と名付けられた架空の組織が舞台。これまでの刑事ものが自供や証拠に基づく人間ドラマが中心だったのに対し「死者の生前記憶を映像で再現できる特殊なMRI技術を用いて事件の真相を解き明かす」という全く新しい発想。

 2人はゴールデン帯の連続ドラマは初主演。板垣は第九室長・薪剛・警視正役で、若くさわやかな容姿とは裏腹に驚異的な記憶力と鋭い洞察力を持つ超エリート。中島は薪の大学時代からの親友で元同僚でありながら殺害される鈴木克洋役と新人捜査員として新たに配属される青木一行役の2役に挑戦。

撮影時の思いを語る板垣(左)と中島

 原作は清水玲子の人気漫画「秘密ートップ・シークレットー」「秘密 season0」で、雑誌「MELODY」に1999年から2012年まで掲載された。

 ドラマの最終展開について、板垣は「全てが急角度でどん底に下り始めるのが第10話。最終章は、ある人と直接対決がある。でも最後の最後に救いがある結末になっている。内容的にキツ過ぎてテレビの前から離脱するのだけは避けて下さい」と視聴者にお願い。

 中島が助け船を出し「10話でかなり情報過多になるかもしれないが、ラストで丁寧にひも解いてくれる。視聴者の皆さんはしっかり付いていって驚きながら見てください」とPRした。

2人でポーズを取る板垣(左)と中島

 全てに斬新なドラマ撮影を終え、中島は「2役はすごく難しかった。演じ分けが必要で不安、常にプレッシャーがあった」と言い、板垣をはじめとする共演者やスタッフらの支えで乗り越えたと説明。「やりがいのあるドラマに参加できてうれしかった。今後の仕事の糧になることは間違いない」と満足げ。

 板垣は「薪という役柄との運命的な出会いを感じた。泣くシーンが多かったけど、気持ちの作り方が役者としてとても幸せな時間だった」と振り返った。

(畑山博史)