【U.K.に学ぶ!しゃべる技術④】「また話したい」と思わせるテク

 僕はラジオDJとして20年以上のキャリアがありますが、番組でゲストを招いたらほとんど「楽しかった! また来たい!」という言葉をいただきます。なぜかと言うと、相手の良い思い出や感情を再びその場で思い出させるからです。

 例えば、ゲストがアーティストだった場合、「先日の大阪城ホールのライブ、素晴らしかったです。アンコールでは、みんなが拍手喝采でしたね。その光景をどう感じましたか?」と聞くと、涙を流しながら話してくれました。その時の感動を一緒にシェアできるのがポイントなのです。

 あとは「おいしかったお店、教えて」と尋ね、相手がお店について話したときに、「おいしそうだな~、僕も行きたいな~」と、その時のおいしかったことを思い出させ、味わった感動や感情を引きだす。それで相手はあなたのことが好きになりますよ。

ラジオDJ・タレント・作家をこなす関西では絶大な知名度とウィットに富んだ巧みな話術を操る唯一無二の存在。「関西エンタメ界のタレ目王子」として、さまざまなラジオやテレビに出演。「くっすん」の愛称で親しまれた。現在、『苦手な会話がうまくなる U.K.に学ぶ「しゃべる」技術』をテーマに動画、新聞連載、講演&講義を展開。自著『ONLY U. 親卒で才能を開花せよ!』を出版し、守口市の「もりぐち夢・未来大使」も務める。

U.K.(楠 雄二朗) lit.link(リットリンク)
U.K.(楠 雄二朗) ラジオDJ・タレント・作家 守口市夢未来大使 《略歴》 10代半ばから4年間半、イギリスへ留学。音楽を愛し「人に感動を与える表現者になりたい」とDJを志す。 2000年にFM RADIO局で初のレギュラー番組を担当、以降はテレビとラジオの音楽番組を主軸に活動「関西エンタメ界のタレ目王子」と呼ばれ...