野菜モリモリ、ベジ郎 なんばにオープン

 厚生労働省が推奨する成人男性1日あたりの野菜の摂取量は350㌘。それをたった一皿で得られる野菜炒め専門店「ベジ郎なんば店」が8月4日(金)、なんばにオープンする。野菜炒めは普通の量で400㌘(少な目300㌘)580円、マシマシ(プラス50円)なら600㌘の圧倒的な野菜量を誇る。500㌘まで追加料金なし。

 モヤシ、キャベツ等のシャキシャキ食感を楽しめるように、中華鍋で強火でサッと炒めてあっという間に提供する。「肉」は普通豚バラ肉が入っているが、ここでは鶏モモのから揚げ。タレを絡める際にドサッと鍋に投入。強火で炒め、揚げ物も食べられる、このあたりは揚げ物の調理を避けたい家庭では再現しずらい独自性もある。肉は中盛(100㌘)でプラス200円。

中華鍋でサッと炒めて、シャキシャキ食感の野菜

 見た目はまさにスープ、麺のない例のヤツ。タレは味噌、醤油、ポン酢の3種類となんば店では「塩とんこつ味」を提供する予定。加えると中毒性のある背油の量もオーダーできる。店内はカウンターのみで、全て券売機で購入する。

これで普通!400グラム。ごはん、スープのセットはプラス100円、味変が楽しめるキャベツの芯を使ったコールスローもオススメ
 

 運営するフードサプライ(代表取締役/竹川敦史さん)は野菜の卸売業を営み、コロナ禍で打撃を受けた飲食業界への青果や野菜の流通が激減した中、ドライブスルー八百屋など様々な取り組みを始めた。同店は2021年12月にオープンし、連日行列ができる話題の店、「ベジ郎渋谷総本店」から数えて8店舗目になる。なんば店では野菜の生産者から仕入れ近畿圏の地産地消の推進も見据え、九条ネギ等のトッピング提供も検討している。

 もう1点ユニークな点は、同店はFC(フランチャイズ)形態で、FCオーナーは鹿児島県の農業法人指宿やさいの王国(代表取締役/吉元龍馬さん)。60人以上の社員が従事する大規模な農業法人で、鹿児島特産のさつまいも「紅はるか」は出荷量日本一なのだとか。広大な農地で丹精を込めて作るキャベツやレタスは大手ファーストフード店などに供給。同店では収穫期にはキャベツを提供し、ニラやネギなど自社生産野菜のメニュー化も目指している。

味にうるさい大阪人がどう受け止めるか楽しみだ。営業時間は11:00~22:00、定休日なし。

にんにく唐辛子、カレー粉、酢で味変たのしめる

 

オープンから8日までの5日間は生ビールを100円で提供する

肉野菜炒め ベジ郎なんば店

大阪市中央区難波千日前7-14

06(6964)8119