新阪急ホテル最後のイベント 〝最後にもう一度、会いに来てほしい〟という思いを込めて特別イベント開催

開業当時の大阪新阪急ホテル周辺(阪急電鉄提供)

 8月8日に開業から60年を迎えた大阪新阪急ホテル(大阪市北区芝田1)が、来年1月4日の宿泊利用をもって営業を終了する。それに伴い、10月1日~来年1月4日まで「Finaleフィナーレ~Thanks 60th~」イベントを開催する。

 コンセプトは「Home~おかえりなさい~」。訪れた利用者にとって、まるで我が家のように安心でき、ゆっくりと寛げる〝もう一つのHome〟でありたい。実家に帰省するような気持ちで、最後にもう一度、会いに来てほしい、という思いが込められている。

 期間中は、過去に挙式や披露宴を挙げた利用者への「客室のグレードアップサービス」や、各レストランによる特別メニューの提供などを実施する。1階ロビーでは、開業当時からの写真や60年間の歴史を記した年表パネル展示、ホテルでの思い出やメッセージを自由に記入できる「メッセージボード」を設置するほか、従業員から感謝の気持ちを込めた「Thanksムービー」の上映もある。

 また、グルメバイキング「オリンピア」では、60年間の〝ありがとう〟を贅沢食材に込めた、最後のグルメフェア「ごちそう感謝祭」を行う。

バイキングイメージ

 ホテル自慢のシェフが腕を振るう、和・洋・中の逸品が食べ放題。最後のフェアに相応しく、高級素材が目白押しだ。いくらを掛けて仕上げる「メバチマグロとズワイ蟹の重ね寿司」をはじめ、雲丹風味の出汁で味わう「鰤しゃぶ」、しっとりと火入れした「黒毛和牛のローストビーフ」、蝦夷鮑を丸ごと1 個楽しめる「蝦夷鮑のオイスターソース」、牛肉入りの海老味噌焼きそば「牛肉麺(ニューローメン)」などがずらりと並ぶ。ディナータイムは、「北京ダック」や季節を感じる「ふぐの唐揚げ」、「鴨肉のロティ」に加え、人気のにぎり寿司に「鯛」、天ぷらに「蟹」が追加されるなどグレードアップ。

メバチマグロとズワイ蟹の重ね寿司

 デザートも充実。バーナーで炙って仕上げるライブ感満載の「バターミルククリームのさつまいもブリュレケーキ」や、せんべい入りの焼きメレンゲが食感のアクセントになる大きなモンブランが華やかに会場を彩る。

モンブラン サクサク メレンゲ添え

 きらびやかなラストイベントで有終の美を飾る同ホテルへ、最後の思い出を作りに〝帰って〟みてはいかがだろう。

近年の大阪新阪急ホテル外観
建設中の大阪新阪急ホテル
新聞に掲載された開業広告

■大阪新阪急ホテル/大阪市北区芝田1丁目1番35号/電話06(6372)5101