「守口市」がモデルになった朗読劇の作・演出家にインタビュー 「海面上昇が起きたらあなたはどうする?」

 守口市立図書館の4階円形ホールで2月17日・18日の2日間、朗読劇『Mの航跡』が上演される。今回脚本と演出を担当したのは、劇団「ルドルフ」を主宰し、劇作家・演出家・俳優として活躍の筒井加寿子さん。公演について、話を伺った。

筒井加寿子さん

──どのようなテーマなのでしょうか?

 長い間、水と一緒に生きてきた守口市がテーマです。縄文時代守口市周辺は海でした。これから温暖化が進むと、海面上昇が起こり、同じような状況になるかもしれません。そうした時、人はどうしたら良いのかを描きたいと思いました。

──見所を教えてください。

 架空都市のお話ですが、守口市で起こった水に関するエピソードを作中に絡めています。例えば水はけの悪かった寺方辺りの排水問題を改善した、庄屋の喜左衛門さんなども題材にして取り入れています。

──読者にメッセージをお願いします!

 守口市を「水と歴史」という視点から覗いてみたいなと思ったら、ぜひいらしてください。元々プラネタリウムだった空間で繰り広げる朗読の世界は、きっと幻想的になると思います。雰囲気も合わせてお楽しみいただきたいです。

 17日の公演は午後2時〜(アフタートーク付)と同5時半〜。18日の公演は午後1時〜と同4時〜の4回公演。チケットは前売券1500円、当日券1800円。図書館の3階カウンターまたは電話にて受け付け中。

<取材協力>筒井加寿子さん・守口市立図書館/守口市大日町2−14−10/電話06(6115)5475