「梅田北の再開発などで、高まっている大阪の経済活力を少し高知にお裾分けしてください」と高知県は10月24日、濱田省司知事と県内19市町村長が参加して“県の魅力”をアピールする「高知家in関西」を大阪市天王寺区上本町の「シェラトン都ホテル大阪」で開いた。
同県は2021年3月、観光客の誘致や県産品の外商拡大のターゲットを関西に重点化した「関西・高知経済連携強化戦略」を策定し、深いつながりを持つ関西への情報発信を実行してきた。この日、濱田知事は「残念ながら関西での高知の認知力は高くない。つながりのパイプが太くなっていきますように」と開催した「熱い思い」を語った。そして「もっと関西の人に、高知に来てもらいたいし、高知のものを使い、食べてもらいたい」と、登壇したゲストのタレント円広志さんや19市町村長とともに、県の食文化などの魅力をアピールした。
なお同県は「都会では味わうことができない“極上の田舎・高知”の豊かさやすばらしさを体験できる」をコンセプトにしたアンテナショップを、来年7月には大阪梅田にオープンする予定だが、それまでの期間限定(来年1月3日まで)ショップを「あべのハルカス」に出店している。食品や酒の販売にとどまらず、PRの催事も不定期で開かれる。