御堂筋の玄関口に新ランドマーク 淀屋橋駅西地区の再開発着工 2026年に開業予定

 淀屋橋駅西地区市街地再開発組合と大和ハウス工業、住友商事、関電不動産開発は11月1日、「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」に着工した。開業は2026年の予定。

 同事業は市街地再開発事業に伴い、敷地・建物を共同化し、オフィス主体の大型複合ビルに整備するもの。市内最大規模のハイグレードなオフィスと、上質なにぎわいを提供する商業施設を中心に、 緑豊かなオープンスペース、中之島を一望できるビュースポット・交流施設等を擁した複合ビルを開発。合わせて土佐堀川沿いのパブリックスペース(大川町公園)も水辺のにぎわい空間として再整備する。

 施設は地上29階、地下2階建てで、ビルの高さは135m。大阪メトロ御堂筋線「淀屋橋駅」とも直結する。低層部の地下1階から地上2階は約25~30店舗が入居する商業施設。3階からはオフィスフロアとなる。御堂筋に面した高さ50mの11階には、一般利用できる屋上庭園やカフェラウンジなどの眺望テラスを整備。中之島を一望できる新たなビュースポットとなる。

 現在、御堂筋を挟んで「淀屋橋駅東地区」でも共同建替事業が進められており、両地区で淀屋橋エリアの活性化、大阪全体の成長をけん引していく。


▲御堂筋に面した高さ50mの位置に設ける眺望テラス