門真市松生町のパナソニック跡地に4月17日、三井ショッピングパークららぽーと門真・三井アウトレットパーク大阪門真がオープンする。三井不動産初の2業態複合施設で251店舗が集結。「日常」「非日常」の両ニーズをかなえる。
敷地面積約11万6400平方㍍に地上4階建ての店舗棟と、立体駐車場棟2棟が立つ。店舗棟の延べ床面積は約10万2900平方㍍で、1、3階に153店舗を配置した「ららぽーと」には大阪初出店が19店舗。ミナミの黒門市場公認の市場も設け、老舗の水産卸「深廣」やカレー店「ニューダルニー」など飲食や物販計11店舗が並ぶ。9スクリーンの映画館も開設。関西の「ららぽーと」ブランドとしては、昨年11月に開業したららぽーと堺に続いて5例目となる。
2階には1995年に開館した鶴見区の「三井アウトレットパーク大阪鶴見」(3月12日に閉館)を拡張移転。前施設の1・5倍に当たる98店舗、店舗面積は2・2倍で展開する。関西初は17店舗。
「ららぽーと」としては半径10㌔を商圏とするが、「アウトレット」を併設したことで「車で45分程度」の広域からの来客も見込む。「便利も、特別も、ワクワクも、ぜんぶ」がコンセプトで、商業施設本部の相沢宏輔さんは「(食やファッションの)『日常』的な便利さと、ハレの日の『非日常』を掛け合わせ、さらなる相乗効果を狙っていきたい」と説明する。
館内中央にある吹き抜けの天井は、門真名産のレンコンにちなみ、ハスの花がモチーフの構造。屋上や壁面には約4500個の太陽光パネルを敷き詰め、環境に配慮した。同市に拠点を置く関西フィルハーモニー管弦楽団とも連携し、演奏会を開いたり、BGMに音源を採用したりする予定。
立地は、大阪中央環状線と国道163号が交わる松生町交差点前。駐車台数は約4300台で、渋滞対策として国道に入り口専用レーンを新設するほか、丁字路を一部、十字路に切り替える。路線バスの運行や、2029年に延伸する大阪モノレール新駅の計画もある。
隣には今夏に「コストコホールセール門真倉庫店」が開業予定だ。
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