【JTマーヴェラスの地元に愛されたい】選手の練習をリポートしてみた

10月のVリーグ開幕に向け、強化合宿を実施中

 大阪がホームタウンの女子バレーチームの「JTマーヴェラス」は、10月のVリーグ開幕に向け、8月に北海道合宿などを実施し、ボールを使った基本動作の確認や、ランニング・ウエイトトレーニングで基礎体力強化をしています。今回は普段は知ることのできない、この時期の練習内容を紹介します。

 バレーボールを使った基本練習では量より質を重視します。例えば、サーブから飛んできたボールをレシーブする時のポイントは? ただセッターにボールを返すだけではなく、自分が次の動作に行きやすい姿勢でセッターが上げやすい球筋で返すなど、ボールをレシーブする時の、足の位置と向き・肩の向き・肋骨の向き・目線など、細かく確認していきます。このほかでは、セッターのボールのあげ方やアタックを打ちに行くまでの動作など。良い動作を身に付けて、意識しなくても繰り返しできるように練習しています。ランニングやウエイトトレーニングもシーズン中にできない強度のトレーニングをボール練習と同じ時間をかけて行います。

 8月の中で一番運動強度の高かった、坂道ラントレーニングは200m×5本(坂を上ったらスタート地点まで歩いて下る)を2セットの計10本。その後、400m×1本をウエイトトレーニング後に行いました。きつい練習ですが1人も倒れず最後まで走り切りました。

 ウエイトトレーニングでは、自分の体重と同じ位の重さのバーベルを胸の上まで持ち上げる動作のハイクリーンやスナッチのパワー系も週2、3回はしています。女子選手も男子選手に負けないぐらい強度の高い練習をしているのです。 9月になると、いよいよ技術面・戦略面の練習に入ります。そして10月のVリーグ開幕後に皆さんと一緒に勝利をつかむため、今できることを追求していきます。今シーズンも熱いご声援をよろしくお願いいたします!