【男と女は異星人!?⑳】命令しない、我慢しない。“愛されるお願い”のコツ

コミュニケーションライター/黄本恵子

 パートナーとの関係において、「してほしいこと」や「やめてほしいこと」があるのに、ついガマンしてしまう…そんなことはありませんか?

 実は、お願いや要求は、きちんと相手に伝えて動いてもらった方が、むしろ”愛される関係”を育むことができるのです。なぜなら、人は、相手の頼みごとをきくことで「この人は自分にとって大切な存在だ」「この人は自分にとって価値がある人だ」と無意識に感じるようになるからです。これは、複数の心理学研究で示されている、ごく自然な心の働きです。

 とはいえ、相手にお願いや要求を伝えるのは、案外難しいものでずよね。「嫌われたうどうしよう」「どう伝えたらいいか分からない」と不安を抱く人も多いでしょう。そこで今回は、愛されるお願いの仕方についてお伝えします。

命令・禁止ではなく“自分の感情”を伝える


 「〇〇してよ」「〇〇しないで」――このような命令形の言い方は、相手に反発心や抵抗感を生むことになります。お願いや要求は、「〇〇してくれたらうれしい」「〇〇されると悲しい」というように、自分の感情を伝えましょう。相手に反発心や抵抗感を抱かせることなく、素直に聞き入れてもらえる可能性が高くなります。

例①
✕「たまにはデートプラン考えてよ」
〇「たまにはデートプランを考えてくれるとうれしいな」

例②
✕「異性の友達とひんぱんにLINEするのやめて」
〇「異性の友達とのLINEが多いと不安になるよ」

ポジティブな提案”とセットで伝える


 お願いごとの後に、代替案や明るい未来のイメージを添えて伝えるのもおすすめです。人は、ポジティブなイメージを提示されると、行動を変えやすくなります。



例③
✕「スマホばっかり見ないで」
〇「スマホ置いて、一緒に話題の新作映画観ようよ」

女性へのワンポイントアドバイス


 男性は女性から「頼りにされたい」という欲求を強く持っています。ただし、命令や禁止をされるのはとてもストレスに感じます。男性のプライドを傷つけないよう、上手にお願いをすることで、より愛される彼女になることができます。お願いを受け入れてもらえた後は、感謝の気持ちと笑顔、「頼りになる」「さすが」などのほめ言葉も忘れずに。彼は「やってよかった」と思い、今後もっとあなたのために動きたくなるはずです。

男性へのワンポイントアドバイス

 男性の場合、「器が小さいと思われたくない」「弱さを見せたくない」という理由から、要求を素直に伝えられず、つい一人で抱え込んでしまう人も少なくありません。ですが、ちゃんと口にして伝えないと、彼女はいつまで経ってもあなたの本当の気持ちに気づくことができません。女性は共感力が高いので、素直な気持ちを伝えることで、彼女の中にも「彼を支えたい」「彼の気持ちに寄り添いたい」という気持ちが生まれます。

黄本恵子(きもと けいこ)
大阪市出身。1980年生まれ。関西大学社会学部卒業。心理学について学びを深め、人間関係に悩む人々のカウンセリング業務に従事。その経験を活かし、家族間や男女間のコミュニケーションについての記事を大手WEBマガジンにて執筆。ビジネス書の編集・執筆協力にも多数携わる。米国NLP協会認定 NLPマスタープラクティショナー。
〈メディア出演〉ニュース番組『新・情報7daysニュースキャスター』に出演。「高齢者の親に免許返納を促す伝え方」についての記事が反響を呼び、取材を受ける。朝の情報番組『ビビット』に出演。「2歳児ができること」について紹介した記事が取り上げられる。
タイトルとURLをコピーしました