日々、絶対に向き合わなければいけない「宿題」問題。めんどくさがって後回しにして、そのままやらずに次の日を迎えることも…。親としては、毎日ガミガミ言いたくない! 自分から進んでやってくれる方法はないの? と思いますよね。でも「字がうまく書けない」「すぐに手が疲れる」など、小さなつまずきが勉強嫌いのきっかけになることも…。今回は、宿題の手がするする進む!? おすすめグッズの紹介とコミュニケーションライターの黄本恵子さんに〝やる気を引き出す声掛け〟を聞きました。

グッズ紹介
正しい持ち方をサポート!「鉛筆グリップ」
商品:KUTSUWA プニュグリップ/クツワ

小学生の多くが悩むのが、鉛筆の持ち方。筆圧が強すぎて手が疲れたり、持ち方がくずれてうまく字が書けなかったり…。そんな悩みには、鉛筆に取り付ける「グリップ」が効果的。プニュグリップは、やわらかい素材でできていて、自然と正しい指の位置に導いてくれる設計。長時間書いても手が痛くなりにくく、低学年の子どもにもぴったり。
編集部コメント:矢印に親指を合わせるだけで持ち方が整うのが◎。遊び感覚で持ち方矯正ができるので、がんばらなくても自然に習慣化できる。
文字が上手に書けるようになる魔法の下じき!「魔法のザラザラ下敷き」
商品:魔法のザラザラ下じき/オフィスサニー

「魔法のザラザラ下じき」は、特殊なドット加工により表面がザラザラしており、鉛筆の動きが手指にしっかり伝わることで、運筆力を育てる新感覚の学習補助ツール。この摩擦感が、文字の「止め」「はね」「はらい」を意識しやすくし、自然と整った字形へと導く。特に、筆圧が弱い、文字が滑ってしまう、書くことが苦手な子どもにおすすめ。教育現場や療育の声をもとに開発されたこの下じきは、書くことへの自信と楽しさを育み、学習意欲を高めるサポートアイテムとして注目されている。
編集部コメント:漢字練習や日記を書くときなど、毎日の“書く習慣”に差がつく。小学校の先生や子どもたちの声から生まれたアイテムだ。
苦手克服の相棒!「楽しい漢字ドリル本」
商品:カンジモンスターズ 漢字だいすきマスターBOOK/小学館

漢字がちょっとニガテ…という子にぴったりなのが『カンジモンスターズ 漢字だいすきマスターBOOK』!ゲーム感覚で漢字を学べるカード117枚付きで、遊びながらいつの間にか漢字が頭に入っちゃう。まんがや特集記事もあって、読みものとしても楽しいから「勉強している」感じが少ないのがうれしいポイント。カードで遊んで、ドリルで書いて、モンスターと一緒に漢字の世界を冒険しよう!漢字がちょっと好きになるかも。
編集部コメント:「もう1ページやりたい!」と子どもから言ってくれるドリルは貴重。毎日の宿題が「やらされるもの」から「やりたくなるもの」へすこしずつ変化していく。
声かけアドバイス
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「ちゃんと宿題しなさいよ」―そう言って「はーい」と素直にすぐ取り組む子もいれば、なかなか取り組もうとしない子もいます。宿題をやってくれないと、親としてはヒヤヒヤ・イライラしますよね。命令口調は反発心を生みやすいので、「おやつ食べてから宿題する?それとも宿題してからおやつ食べる?」「夜ご飯の前と後、どっちに宿題する?」など、子どもに選択肢を与え、さりげなく促す言葉がけがおすすめです。低学年のうちは傍で見守る、「一緒にやろう」と言葉がけをすることでやる気になる子が多いです。宿題の内容に関して、細かい注意は最小限に抑えて、“できているところを見つけてほめる”と、前向きな気持ちと自主性が育まれます。
(アドバイス:コミュニケーションライター・黄本恵子)