梅雨や酷暑の季節が近づいてくる中、部屋の中で過ごすことも多くなるのでは。ニチニチ記者+子どもにかかわるいろんな方から、オススメ本を聞いてきました。
誰も知らない世界のことわざ
文・絵:エラ・フランシス・サンダース、訳:前田まゆみ
出版社:創元社
世界のあらゆる言語のことわざをイラストとともに掲載しています。「こういう状況の時、こういうふうに物事をとらえる人もいるんだ」と、新しい世界との出会いにじんわり感動する本です。
100万回生きたねこ
作・絵:佐野洋子 出版社:講談社
息子が幼稚園の時によく借りてきた絵本で、当時「なんで?」が口癖だった息子とねこの気持ちを一緒にあれこれ考えながら読んだ一冊です。あれから20年以上経った今も絵本の内容はもちろん、当時の思い出も含めて、心に残っている一冊です。
おおかみだぁ!
文:セドリック・ラマディエ 絵:ヴァンサン・ブルジョ
訳:谷川俊太郎 出版社:ポプラ社
「おおかみがやってくる!近づいてくるおおかみを追い払うために、さぁ、本を動かそう」
本をかたむけるとおおかみもかたむく。そんな珍しい作りの絵本は、読み聞かせでも一人で読んでも何度も読みたくなる一冊です。
仕掛絵本図鑑 動物の見ている世界
文・絵:ギヨーム・デュプラ、訳:渡辺滋人
出版社:創元社
ネコの目に「私」はどんな風に映っているのかな?動物の生態の中でも「視覚」についてここまでクローズアップした本に出会ったのは初めて。「現実世界には多様な見方がある」と気付かせてくれる仕掛け絵本。
【番外編】パパ&ママに読んでほしい!
ほった。
4年3カ月も有給休暇をもらって自転車で世界一周し、今度はアフリカにみんなで井戸を掘っちゃった男
やった。
4年3カ月も有給休暇をもらって世界一周5万5000キロを自転車で走ってきちゃった男
写真・文:坂本達
出版社:ミキハウス(三起商行)
「やった。」は〝自分の夢〟を伝え続けた社員が会社を説得し、4年3カ月も有給休暇をもらいヨーロッパから南米まで計5万5000㎞を自転車で走りきった記録。その旅を通じて得たものは!?「ほった。」はそれから5年後、著者の命を救ってくれた恩人が暮らすアフリカの村に「井戸を掘る」という恩返しを思い立ち、完成するまでの記録。会社員がやり遂げた「もうひとつの夢の実現」の軌跡。「夢を持つ」、「あきらめない」大切さを感じます。写真が多いので読みやすいですよ!