【受験前の心得】個別指導キャンパス 代表・福盛訓之さん

「生徒一人一人に合わせたオーダーメードカリキュラムを作成し集中的に強化します」と話す福盛代表

 年末年始は、受験生にとって志望校合格への最終局面。受験生の誰もが緊張と不安を抱えながら過ごすこの時期、どんな風に過ごすのが一番良いのか。家族にできることとは。「個別指導キャンパス」代表の福盛訓之さんに、受験前の心得についてアドバイスをお聞きしました。

 ―受験生はこの時期をどう過ごすべきか

 体調の維持管理、特に睡眠が大事です。徹夜して体を壊し、2、3日勉強できなくなる方が問題です。また、睡眠が4、5時間だと、学校の授業中にぼうっとするなど、中身の薄い勉強をしている時間が長くなります。

 ―勉強の仕方のポイントは

 受験校の入試の過去問を解いて、自分がよく把握していない単元をしっかり覚えてください。その際、新しく参考書を買うのではなく、今まで使ってきた問題集でやり直すのが良いです。受験直前にあれこれ新しいことに手を出すと、焦りがつのります。「これだけやったのだから大丈夫だ」と自分で自信が持てる所まで仕上げていくことが、入試本番での緊張感を和らげることにもつながります。

 ―本番で焦らず実力を出せるようにすることが重要なのですね。家族は子どもをどう支えていくべきか

 教科指導についてあまり口出しをすべきではありません。塾に行っている場合は、塾の先生とお子さまの間でかなり内容の濃いやりとりがあります。保護者はメンタル面や体調管理の心配りに徹するべきです。

 ―具体的には

 三食きっちり食べ、早寝早起きする環境づくり。風邪をひかないよう手洗いうがいをさせるのも重要。規則正しい生活習慣をさせることが結果的には一番効果的なのです。

 ―いま塾に行っていない受験生が、この時期から通っても効果はありますか

 最後の得点力アップのお手伝いは可能です。ケアレスミス1つ取っても、ミスしやすい場所が教科によって異なります。塾ではデータ分析して傾向をつかんでいるため、ケアレスミスに絞って復習し直すだけでも各教科5点くらい変わってきます。実力以上に引き伸ばせる技が当塾にはあります。