週刊大阪日日新聞

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2022/8/6

「サル痘」はどんな病気か?

WHOが緊急事態宣言

 一難去ってではなく、一難あるうちに、また一難? コロナ禍で、また新手のウイルスか─。世界で感染者が急増し、世界保健機関(WHO)が緊急事態宣言を発している「サル痘(とう)」。日本でも7月25日、初めて感染者が確認され28日には2例目も確認された。このサル痘、一体どんな病気なのか?

天然痘ワクチンが有効
動物感染からヒト・ヒト感染

 サル痘はもともとはアフリカ大陸で地域的に発生していた感染症のサル痘が、今年5月以降、欧米を中心に感染拡大が続いている。サル痘はサル痘ウイルス感染による急性発疹などを主な症状とするウイルス感染症。感染経路はアフリカに生息するリスなどの齧歯(げっし)類をはじめ、サルやウサギなどウイルスを保有する動物との接触により人に感染する。元々、動物から人に感染が起こり、人から人へうつるのは珍しいとされていたが、現在はヒト・ヒト感染≠ェメインになっている。

 感染症法ではデング熱や狂犬病などと同じ4類感染症に指定されている。診断した医師は直ちに保健所に届け出る必要があるが、「2類」相当とされる新型コロナウイルスとは異なり、感染者に入院を勧告する措置は取れない。厚生労働省は海外での感染拡大を踏まえ、入院体制を確保するよう求めている。

密接な接触で感染

 具体的には感染した人や動物の皮膚の病変・体液・血液との接触(性的接触を含む)、患者との接近した対面での飛沫への長時間の曝露(ばくろ)、患者が使用した寝具等との接触等により感染する。

 今春過ぎから広がっている感染は、同性間での性交渉があった若年男性に発症者が多く、感染ルートは主に性的接触によるものと考えられている。

 新型コロナウイルスは同じ空間を共有していれば感染する可能性がある「エアロゾル感染」だが、サル痘の場合、WHOは「密接な接触により誰もが感染する可能性があり、特定のグループの人たちの病気ととらえずに警戒すべきだ」としてWHOのテドロス事務局長は「差別や偏見はウイルスと同じくらい危険だ」と警鐘を鳴らしている。

早期検査体制を確立

 大阪府では、国の通知を受けてすでに早期検査体制を確立。原因不明の発疹、発熱や筋肉痛などの症状があったり、症例がある国への渡航歴があったりしてサル痘の発症が疑われる場合、医療機関は保健所を通じて府に報告。さらに患者の検体を確保して大阪健康安全基盤研究所で検査を実施し、陽性を確定させる。陽性者の濃厚接触者については、保健所が疫学調査を実施する。

 サル痘ウイルスに曝露してから発症するまでの潜伏期間は通常7〜14日間。潜伏期のあと、発熱、頭痛、リンパ節の腫れなどの症状が5日程度続き、発熱1〜3日後に発疹が出現する。これまで流行してきたケースでは2〜4週間で自然に回復する例が多いとされている。小児や妊婦、免疫不全者で重症となるケースもある。

りんくう総合医療センターで投薬可能

 現状、治療は対症療法のみで、予防には天然痘ワクチンが有効で、発症予防効果は約85%とされている。WHOや主要諸外国ではサル痘への適用が承認されている国もあるが、厚生労働省では未承認の薬を治療に使えるかを探る「特定臨床研究」という枠組みを使い、大阪府ではりんくう総合医療センターで同治療薬を投与できるようにした。厚労省の専門部会は7月29日、「KMバイオロジクス」が製造する天然痘ワクチンをサル痘予防に使うことを了承した。

 関西空港検疫所では5月から、海外からの到着客が歩くターミナル内に「発熱や発疹などサル痘の症状がある場合は検疫官に自己申告を」とポスターを掲示し、注意喚起を呼びかけている。

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