週刊大阪日日新聞

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2022/4/23

自動車販売現場ルポ 未使用車が買い時か 

納期遅れる 新車 高騰する中古車


▲軽自動車を中心に、常時250台の未使用車を販売しているカミタケモータース枚方本店。未使用車専門店としては大阪・奈良エリアでは最大級

 半導体など部品不足の影響で、新車は生産調整や減産を強いられ「いつ納車されるか分からない」という状況だ。そのあおりを受け中古車市場の価格も高騰。自動車購入を巡っては、新車はいつ届くかが分からず、中古車は値段が高いと来た。それなら未使用車の市場は今、どうなっているのだろうか。

 未使用車とは、販売店が試乗車や展示車として登録し、ほとんど走行していない車を指す。新車と同じレベルを保っているのに、1〜2割安く購入できる点で人気が高い。

 この未使用車が「今は買い時」と話すのは、枚方市と奈良市で最大級の未使用車専門店を展開するカミタケモータースの黒石悠太さんだ。同社は自動車供給が不安定な中でも、平時と同じ販売車両数を確保。同社でその仕入れを担っている黒石さんは連日、未使用車のオークションに参加。月250台の仕入れ規模を維持している。

 このオークションに参加する中で、黒石さんは「今は総じて、落札価格が新車より10万円高い」と感じている。しかし、仕入れ値が上がろうとも、未使用車の存在意義は新車よりもお得であることだ。「安く販売しなければ消費者は振り向いてくれない」と説明する。

 未使用車は消費者がインターネットで同一車種、同一スペックで価格を比較し、購入を決めるケースが多い。例えば、「スズキ スペーシア 未使用」で検索し、A社が110万円でB社が150万円であれば、購入希望者はA社に奪われる。中古車と違い、どれも同じ品質だから競合他社よりいかに安いかが選ばれるキーになる。「鹿児島県や福島県など遠方からの購入も珍しくない」のも、いかに価格が重視されているかを裏付けている。

 「未使用車のビジネスモデルでは、販売店側は利益を減らしてでも価格設定をしなければならない。半面、消費者はお得に購入できるということ。下取りも高いですし」と黒石さん。

 同社が中心に扱う軽自動車の動向はどうか。人気はスズキのスペーシア、ホンダのN─BOXが二大巨頭だが、「スズキは4割減生産だから、グレードによっては新車より即納できる未使用車の方が15万円高い」という。人気車種の高止まりを受け、代用車両に日産ルークスや三菱EKスペースに狙いを定める販売店が増えており、この2車種の価格も高くなってきた。

 反対に、スペーシアに関しては「新車で買うのも手」と明かす。未使用車は販売店が高く仕入れてしまい値引きは難しいため、納車が待てるなら新車に狙いを定めるということだ。「スペーシアに限っては未使用車の方が高くなってしまっているから、新車の納車時期から逆算し、早めに計画を立てて購入してはどうか」とアドバイスしている。

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