週刊大阪日日新聞

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(社)日本ABC協会加盟紙 251,012部

2022/3/12

地元のキーパーソン 

地元に寄り添うキーパーソンたち。心温まる珠玉の言葉が綴られた─。

諦めない心と思いやりを心掛けながら

なごみ鍼灸整骨院 院長

岸本 健志さん

 鶴見区諸口で15年、なごみ鍼灸整骨院を営んでいる岸本院長。高校時代は精力的にバンド活動をしていたが、両親に何か人のためになる仕事をすすめられ、父親と同じく人の身体を治療する道に。同院では、院長が整形外科に10年以上勤務した経験を基に@トリガーポイントの鍼療法A掃骨鍼法(そうこつしんぽう)B筋膜リリースの3つをミックスした施術が好評で、開院当初から通っている人も多い。お年寄りからは「先生は離れて暮らしている子どもみたい」と親しまれている。だが、15年の歳月のなかで辞めたいと思ったことも。そのとき自分に言い聞かせていた言葉が「何事も諦めたら終わり」。諦めた時点で、 それ以上、事態がよくなることはないので、絶対に諦めないと心に誓い今までやってきた。この言葉は、患者や自身の子どもたちにも伝えているという。

 コロナ禍で、皆が心身ともに疲れている時代。体だけでなく、患者の気持ちに寄り添い、思いやりを大切に治療している。「なんとなく感じる不調も、1度の施術で楽になることもあるので、気軽に相談してほしい」と優しい笑顔で話してくれた。


子どもたちのためにできることを

マカナキッチン

MASARUさん

 MASARUさん自身が9カ月の頃から里親に育てられた経験や、児童福祉施設から学校に通っている友達が複数人いた。この体験から、「就職支援が手薄なのに、18歳になると必然的に施設を卒業しなければならないことにずっと疑問を持っていた」と話す。高校を中途退学し、破天荒に生きてきたというが、30歳の時に猛勉強し、大手ショッピングモールに就職。役職にも就いたが、「恵まれない環境下で育ってきた子や、やる気はあるのに環境が整っておらず行き場のない子たちが、社会に出るまでに職業体験できる場所を作りたい」と、キッチンカーの店主へと転職した。

 数年経過し、支援してくれる仲間も増えたが、自身の活動をもっと世に広めたいと、昨年、YouTubeと格闘技の世界に足を踏み入れた。「体とやる気さあえあれば生きていける。生き残っていける。負けるな!と伝えたい」と語るMASARUさん。戦うキッチンオーナーとして、46歳男の挑戦は続いていく。

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