週刊大阪日日新聞

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2021/10/9

大阪IR、MGMに決まる 国際競争力あるグローバル都市へ

大阪IR「オール関西」で後押しを期待 日本各地の観光地を結ぶ「ハブ拠点」の構想も


▲カジノを含む統合型リゾート施設のイメージ(MGMリゾーツ・インターナショナル、オリックス提供)

 大阪府は9月27日、大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)に誘致を進める統合型リゾート施設(IR)の運営事業者として、米カジノ大手MGMリゾーツ・インターナショナルとオリックスの共同事業体を決定したと発表した。建設費などの初期投資額が約1兆800億円の大型プロジェクト。大阪IRは「結びの水都」を開発コンセプトにしてカジノ施設だけでなく、国際会議場や展示場施設などを設け2020年代後半の開業に向けて開発が行われる。吉村洋文知事は会見で「日本の観光先進国化に貢献し、大阪がアジアの中心の、国際競争力あるグローバル都市にしたい」と明るい展望を示した。


▲ビル・ホーンバックルMGMリゾーツ・インターナショナルの社長CEO

 大阪府と大阪市は、大阪市湾岸部の人工島「夢洲(ゆめしま)」に誘致を目指すカジノを含む統合型リゾート(IR)について米MGMリゾーツ・インターナショナルとオリックスのグループを正式に選定した。出資が見込まれるのはパナソニック、ダイキン工業、関西電力、大阪ガス、JR西日本など関西の有力企業20社。「オール関西」での後押しが期待されている。初期投資額は1兆800億円。

 府市が公表した提案内容によると、開業時にカジノ施設、三つのホテル(約2500室)に加えて、展示面積が10万平方mの展示場と6000人以上を収容できる国際会議場ができる。年間の来場者数は国内外から約2050万人(国内約1400万人、国外約650万人)を想定し、年間の売上高は約5400億円、約1万5000人の雇用も見込む。関西経済の活性化につながるとの期待は大きい。


▲カジノを含む統合型リゾート施設の夜景イメージ(MGMリゾーツ・インターナショナル、オリックス提供)

 関西経済界からは収益性の高いカジノを基盤にMICE(国際会議・展示場)など、将来性のある事業を安定的に進めてほしいとの期待の声が上がっている。また、大阪IRはカジノ施設だけでなく、送客機能を活用して日本各地の観光地を結ぶ「ハブ拠点」の構想もある。

 今後、府市は政府のIR基本方針に従って住民や関西経済界が歓迎できる計画をまとめ、認定獲得を目指す考えだ。吉村知事は記者会見で「世界最高水準の成長型IRを実現する」と意気込みを語った。

 ビル・ホーンバックルMGMリゾーツ・インターナショナルの社長CEOは「大阪をワールドクラスの観光地として確立し、ゲートウェイとしてのIRを通じて、日本の豊かな文化と歴史を世界にアピールできる機会に一歩近くづけたことは、非常に喜ばしいことです」とメッセージを寄せている。

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