週刊大阪日日新聞

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2021/6/26

教育特集 新しい時代の教科書

「公共」「歴史総合」「情報I」来春登場

 文部科学省は2022年度から主に高校1年生が使用する教科書の検定結果を公表した。同年度から実施される「主体的、対話的で深い学び」を掲げる新しい学習指導要領に基づく初の検定。新たに必修となった「公共」は時代認識や国際感覚を磨き、グローバル化した社会に参画するための知識や態度を身に付ける内容。日本と世界の近現代史を一緒に学ぶ「歴史総合」は双方を関連付ける工夫がなされた。現代の地理的諸課題を学ぶ「地理総合」や、プログラミングの基本やデータ活用を学ぶ「情報T」などの新科目も初検定となった。

グロバール化した社会に参画
みずから探究し対話的で深い学びを実現

新要領対応、アクティブ・ラーニングを重視

 新指導要領は「主体的・対話的で深い学び」(アクティブ・ラーニング)を重視。「現代の国語」「言語文化」「歴史総合」「地理総合」「公共」「情報T」などを新設し必修とした。来年4月から成年年齢の18歳への引き下げを受けて、全社の教科書が主権者と消費者教育を取り入れた。

 「公共」では、SDGsについての話し合いや模擬選挙、原発、尊厳死など政治や経済、社会の課題について生徒同士の話し合いを促す内容が多く盛り込まれた。

 「歴史総合」では「パンデミックの脅威」と題して14世紀に世界各国で流行したペストや、第一次世界大戦中に流行したスペイン風邪とともに新型コロナウイルスが紹介されている。

 「公共」と「地理総合」のすべての教科書で、北方領土と竹島(島根県)、尖閣諸島(沖縄県)を「固有の領土」と記述。尖閣諸島については「領土問題は存在しない」とも明記された。

アニメ、アイドルなど身近なテーマから学ぶ

 近年の社会情勢を反映し、新型コロナウイルス感染症について初めて記載された。この中で「公共」「情報」で新型コロナウイルスの感染拡大で間違った情報がSNS(会員制交流サイト)で流され、社会が混乱した状況や緊急事態宣言によって外出自粛要請がなされ経済への影響も紹介されている。

 東京五輪・パラリンピックなどを題材とした教科書があったほか、日々暮らしている中でのLGBTなど性的少数者に関する記述も多く見られる。男性の育児参加や選択的夫婦別姓などへの言及も見られた。

 現代の地理的諸課題を学ぶ「地理総合」や、プログラミングを含む「情報T」などの新科目も初検定となった。また、「情報T」では一般紙、スポーツ紙、経済紙など新聞の種類や新聞発行元によって同じニュースでも切り口や扱いの違いを紹介している。

 今回の教科書では身近なテーマから学べるのも特長となっている。戦争を題材にしたアニメ「火垂るの墓」を通じての学び、民主主義や近隣諸国との関係をアイドルグループやヒット曲から考えるなど工夫が見られる。


私立受験シリーズ
「うちの子、中学受験します」
vol.1 ほんで中学受験ってなにがいいの?

にち子
大阪在住40代主婦。
夫、ゆうと(10)、猫の4人家族。

 最近のママ友との会話だ。今まで受験のじ≠フ字も会話に出なかったのに。なんでも調べないと気が済まない私は、さっそく私立中学受験のあれこれを調べてみたので皆にも伝えておこう。

費用の差は授業時間数の差!

 私立中学の授業時間は、公立中学に比べ毎日1・5時間程度多い(学校による差あり)。ふぅんと見逃しがちだが、年間にすると400時間もの差になる。しかも、私立は英語や国語など大学受験にも通じる必須科目の授業割合を増やすなど、カリキュラムは独自路線。その差は、そのまま大学合格実績につながる。中高一貫校ならば、高校受験の対策がいらないから、のびのびと過ごすことができる。何だか私立がオトクに感じてきた…。

受験は一つの選択肢

 中学受験は親の受験って言われるほど親子一緒になって取り組む共同作業らしい。結果公立中学に行くことになっても、一度私立中学も選択肢に加えることで、しっかり親子で将来を考えるのって大事。決めるのは本人だとしても、しっかり話し合ってみようかな。

中学受験するメリット・デメリット
メリット

・授業数が公立より多い
・設備・教材が整っている
・長期的に大学進学への準備ができる
・親子の共同作業で絆が深まる
・制服が可愛い♪
・受験科目が少ない(英語がない!)

デメリット

・小学校の授業とは別の勉強が必要
・勉強しすぎてしんどい時期もあるかも
・親の時間と労力をとられる
・地元との接点が少なくなる
・お金がかかる

ミニ・コラム
「教える」から生徒自ら「学び」「考える」スタイルへ

 今回の採用された教科書の目玉は新必修科目の「公共」。SDGsについての話し合いや模擬選挙、原発、尊厳死など政治や経済、社会の課題など、現代社会でも意見が分かれるテーマを取り入れ、生徒自ら「学び」「考える」スタイルへとなっている。そして、社会情勢を反映して時代に沿った現代ニュースや高校生に身近なテーマから学び、深い学び≠ヨの問いかけも多く、伝統的な授業スタイルにとらわれないアクティブ・ラーニングを重視する授業がより一層、求められている。

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