週刊大阪日日新聞

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(社)日本ABC協会加盟紙 251,012部

2021/2/27

地元のキーパーソン 

地元に寄り添うキーパーソンたち。心温まる珠玉の言葉が綴られた─。

指導を通じて社会貢献

キックボクシング・フィットネスジム Soul Fit 代表
佐々木 誠さん

 第一線から退いて6年、都島にキックボクシング・フィットネスジムを開設して3年になる。代表は講師でもある佐々木誠さん。その鋭い眼光と立ち振る舞いは現世の世紀末覇者ラオウ≠ニいったところか。現役時代は元日本ランカーのプロキックボクサー。数々の大会で優勝経験があるバリバリ≠フ選手だった。その頃から引退後は指導者として青少年の育成に夢をはせていた。「体が強くなると心も強くなる。子どもにとってグローブ空手は良いことずくめ」。そう話す言葉には強い信念がうかがえる。

 座右の銘を聞いてみた。即座に出た言葉が「剛毅勇武(ごうきゆうぶ)の士気を養うべし」。これは同ジムの訓示にもなっている言葉で、「強くたくましく丈夫な体を作ること、誰にも負けない心を持つこと」という意味だそうだ。

 最近では大人のフィットネスでの入会も多いそうで、運動不足解消やストレス発散など、目的はさまざま。ストレス社会と言われて久しい昨今、少しでもその手助けになればと今日もミットを持ち熱い指導にあたる。「大袈裟(げさ)ですが自分の人生をかけてでも地域社会に貢献したい」と最後に一言。取材を終えると、わが生涯に一片の悔いなし!!≠サんな言葉がふと浮かんだ。


ネット配信で新しい挑戦!

新京橋商店街振興組合 理事長
岡本 享一さん

 「コロナ禍で大打撃を受けている商店街では今、試行錯誤を考えないといけない時なんです」と神妙な面持ちで語るのは、新京橋商店街の理事長を務める岡本享一氏。商店街所有のビギンホールも例外ではない。講座や教室のレンタルとしての賃料で維持してきたが、昨年より無収入となってしまった。何よりも商店街から笑い、笑顔が消えてしまったことに落胆する。「このままではいけない」と、年4回開催していた「ビギン寄席」のインターネットでの配信を試みた。

 「ネット配信は若者には簡単なことかもしれませんが、我々役員の平均年齢は60歳オーバー。SNSって何? インフルエンサー? というところからの出発でしたから、もう大変でした。賛同してくれた長年の付き合いのある演者さんと、機械の事がわからない私たちに若い子が手を貸してくれたりと、良いこともたくさんありました。今は10分で4席、ネット配信用にネタを短 くし、無料で配信しています」と、無料配信の決意は固い。

 「今後はどう、商店街にお金を落としてもらうのが良いのか、考えていきます。今はともかく巣ごもりしている方々に束の間の癒やしになればと思い配信します」。

 今後ITをどう活用していくのか、商店街のチャレンジは続く。


生涯を通したフォロー体制 必要なら作ればいい

合同会社Shalom(シャーローム) 代表
田中 博さん

 障がいのある子どもたちへのサポートを中心に、福祉サービス事業所を展開している。2月、北区天神橋商店街にあるビルの2階に生活介護ろじーな≠開所した。「児童発達支援」「放課後等デイサービス」「相談支援」を含め、今回で6つ目の事業所となる。

 きっかけは運営する放課後等デイサービスきずなはうす≠今春卒業する子どもたちとその保護者。「18歳以降もサポートしてほしい」という相談があった。生涯を通してフォローできるような体制、それが「生活介護」だった。現状、「生活介護」も「就労支援」も圧倒的なニーズに対して供給が足りていない。「必要なら作ればいいんですよ」と田中さんは笑顔を浮かべる。短期間で事業を拡大するごとに「福祉」と「利益の追求」についての考えを問われることが多いが、全てバランス≠セと思っている。

 「僕の事業は利用者さんも、職員もみんなが楽しいことが目標。ろじーな≠ヘ農業体験ができたり、昼食の弁当が無料だったり、わくわくしてもらえる支援を考えています」と目を輝かせる。年内に「就労支援事業所」や「短期入所施設」も開所予定、田中さんの活動は止まらない。


協力し合える関係を築きたい

OSAKA AID 発起人
梅田 りささん

 新型コロナウイルス禍の影響を受けた大阪市内の飲食店やショップを支援するプロジェクト「OSAKA

 AID(大阪ええど)」が昨年8〜11月に行われた。発起人の梅田りささんは、神戸市出身。1995年の阪神大震災で実感した「助け合うことの大切さ」を教訓にしていた。

 「OSAKA─」の運営費は、クラウドファンディングを活用。1036人から総額1211万7千円を集め、寄付者に「ピンク色」のAIDカードを送った。一方、参加店は「白色」のAIDカードを500円で販売し、支援者を募った。

 ピンク、白のAIDカードを提示すれば、参加店でお得 なサービスを受けられる仕組みで、。期間中は440店舗が参加した。あるオーナーからこんな感想が届いたという。イベントに参加すると話したら、アルバイトスタッフに喜ばれた。私のやる気を感じてくれたようだ。スタッフのモチベーションを高める大切さに気づいた=\。

 梅田さんは「阪神大震災発生から半年、1年たつ中で自殺者が相次いだ。生きる希望を見つける必要がある。絶望から、はい上がるための大きなうねりを作らなければいけない。協力し合える関係をみんなで作りたい」と話している。


音楽は人生を豊かにする

リップル音楽教室
廣瀬 和正さん

 「この1年はとても短く感じた年でした」こう話すのはヤマハ音楽教室で30年以上講師を務めた後、現在は大阪市北区芝田でリップル音楽教室を開講している廣瀬和正さん。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、緊急事態宣言が発令された昨年のことを思い浮かべながら、「約2カ月ほど時間が止まったような期間があったので、実際は10カ月しか活動できていません。 レッスンができず休講していたこともあり、僕はひたすら教室でピアノを練習しました」。廣瀬さんはそのおかげで、弾いてみたかった曲を何曲も完成させた。また、生徒からプレゼントされた観葉植物の水やりも気になっていたので、結局毎日教室に通った。

 毎日一人で教室に通う中で習い事≠ヘ技術の向上だけではなく、教室に通うことや講師とコミュニケーションを取ること、教室の雰囲気を感じること全てに意味があると感じるようになったのだという。

 廣瀬さんは「こういう時こそ心を豊かにする音楽が必要だと、あらためて思いました。教室は僕の別宅のようなもの、いろいろな楽器が置いてあり音楽が溢れる特別な空間です。僕にとって音楽は人生をとても豊かにしてくれるもの≠ナす」と笑顔で話していた。

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