週刊大阪日日新聞

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2020/12/26

そうやったんや! 畑山博史のわかるニュース

コロナ禍の年末年始 新しい生活様式はコレ

過ごし方アドバイス

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▲抗ウイルス加工が施されたおみくじ筒=大阪市住吉区の住吉大社

 クリスマスが過ぎれば、年末年始休暇に入ってお正月。大阪では「えべっさんが終わるまで正月っちゃ!」という感じで、1月11日までは何となく飲み食いが続くのが恒例。しかし今回はコロナ禍≠ナ、第3波のど真ん中。アンケートでは「感染リスクを避けて、年末年始を楽しみたいけど…」と悩む人が大多数。よろしい、過ごし方のコツを教えましょう。

 調査では「家でじっと過ごす」が大半。でも、リスクは外出ではなく、「人と会うこと」だと再認識しよう。注意点は@蛇口やドアノブなどに触れたら消毒液Aマスク着用で、出先では手で顔を触らないB「3密」を避ける。年末年始は、医療機関が休みになるから注意を。

 今年の休暇は12月29日〜1月3日と例年より短い。そこで西村康稔経済再生担当相は「1月11日ぐらいまで正月休みの分散」を要望したが、コロナで儲かっていない経済界から「冗談言うな!」と袋叩き。東京商工リサーチが関西の約1200社に聞いたアンケートでも「例年通り」と答えた企業は4分の3を占める。帰省する人は前年の3分の1、国内旅行やイベント参加も同じく3分の1程度。代わって「自宅でゆっくりする」が倍増している。

【宴会は?】90分をめどに

 コロナ対策分科会では@お酒が入って注意力が下がる懇親会A大声や人の行き来が危険な大人数や長時間の飲食Bマスクなしでの会話C学校や会社の寮や合宿など狭い空間での共同生活D気が緩む休憩所、喫煙所、更衣室など居場所の切り替わり─と感染リスクの高まる5つの場面を挙げている。

 このため、忘年会・新年会は食事1時間、会話30分の計1時間半を目安に。感染予防ガイドラインを守る飲食店を選び、席は4人掛けテーブルで斜め向かいに2人遣いで。飲食時は黙って、おしゃべり時はマスク着用。参加者は会場をウロウロせず飲み食いに専念。普段会っていない人をメンバーに加えるとリスク大。今や店の予約状況は9割減で、半数以上の人は「宴会予定なし」。

【年賀状は?】安否確認にも

 年々少なくなる郵便の年賀状が、コロナの今年は見直されている。こんな時期だからこそ、お互いの無事を確認し合うことにも。「相手が出してきてから返す」という人も多い。自身でしっかりと「この人はずっと付き合う方か?」を考えるチャンス。不要と判断し返事を控えれば、翌年から大体来なくなる。

【帰省は?】毎年多い帰省明け♀エ染

 年末年始をふるさとで過ごした後の1月中旬には毎年、地方の高齢者を中心にインフルエンザが増える。子や孫から感染するためで、状況によっては帰省を見送る勇気も必要。

 +家族帰省するなら、移動2週間前から全員の体調チェックを。10日前以内に発熱などの症状が出たら、あきらめる勇気を。医師の診断書があれば、鉄道などの公共交通機関は払い戻しをしてくれる。

 公共交通機関を利用する際は@マスク着用A飲食はできるだけ避けるB手洗い消毒C乗客の少ない時間帯利用D座席稼動の椅子は動かして4人掛け対面シートにしない、の5つを注意。

 今年の「安近短」は、マイカー・レンタカー利用で安心の『安』。帰省先が自分と同じ地方なら帰る、それより遠かったら止める近場の『近』。 多くが日帰りで1泊2日が約3割という短期間の『短』で。

 泊まり掛けなら実家ではなくホテルを利用し、お年寄りや持病のある人との接触を極力避ける。帰省先でもマスク、手洗い消毒、うがいは忘れずに。体調変化に注意し、だるさや発熱があったら会食や外出を控え、地元の保険医に届け出て受診を。

 すでに4割近くの人が「今年はコロナが怖いので帰省や旅行を止めた」と回答。こういう時、帰省に代えて実家に贈るのは「お歳暮」とは異なる「お年賀」ののし紙で。手土産代わりに地元の味などが喜ばれる。親戚の子どもたちへの「お年玉」は、お互いの家単位の振り替えや振り込みで、ポチ袋は先方で用意してもらうのが一番簡単で安全だ。この際「自分を守る、相手も守る」と割り切り、見えない敵に対して被害者にも加害者にもならない備えが大切。

【大掃除は?】換気を重点に

 部屋の換気が叫ばれているだけに、まず換気扇の手入れをしっかりと。窓サッシの網戸も同様。外部の人が使う可能性のあるトイレは、普段からドアノブや便器などはもちろんトイレットペーパーホルダーも清潔に。

【おせちは?】豪華おせちや100円高級食材

 外出を控えた分、ホテルメイドなどの豪華おせちの注文が増加。逆に個別の1段重も伸びた。「ローソン100」では、飲食店からの注文が減って余った高級食材を安く提供する1品ごとにパックされて100円で売り出され好評。それでも「今年おせちを食べる」人は2割近く減少。理由は「高いし、好みの味ではない」というから確実に利用者は減少傾向。

 正月のお楽しみ、デパートなど物販施設の福袋は予約制やネット抽選に大半が移行。これも「3密」解消策からだ。

【初詣は?】1月中OKの分散型参拝に

 調査によると「初詣に行く」のは7割。うち6割は「近くの神社」で、はやりの「オンライン参拝」は1%ほど。となれば「3密」の密集と密接が心配だ。楽しい食べ歩きはNGだし、露店をすべて中止している神社が大半。本殿でも手を清める手水所を閉じて消毒液に、鈴緒も取り外しされて異例ずくめ。初詣客が利用する大みそかの鉄道+終夜運転も、今年は軒並み取りや めに。増えているのは分散型参拝。「幸先詣」として年内の初詣を受けたり、1月中ずっとOKだったりで、正月3が日集中を避けようと工夫。

 「十日戎」も本家の西宮神社では「福男選び」が中止に。大阪・今宮戎神社は初詣と同様に「1月中ずっとOK」にし、本来の9日からの3日間は宝恵駕籠(ほえかご)を中止。「露店も出ない、この期間はできるだけ来ないで」と訴えている。

◇     ◇

 何とも味けない異色ずくめのお正月風景だが、これもコロナ禍が収まるまでの辛抱。「そんな年もあったね」と笑える日がきっと来る。

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